** 博多の夏! 博多祇園山笠、いよいよ本番「追い山」2005! **


山笠 疾風怒濤!

2005年7月15日 博多祇園山笠フィナーレ! いよいよ感動の追い山!

7月1日からスタートした博多祇園山笠。飾り山めぐりも楽しみだが、やはり山笠最大の見せ場はフィナーレの「追い山」だ。追い山とは簡単に説明すれば、4時59分の太鼓の合図とともに櫛田神社の清道を1周まわる「櫛田入り」でスタートし、博多の街並をねりまわり約5km先の廻り止め目指して山笠が疾風のごとく走る。中洲、西、土居、東、千代、恵比須、大黒の7つの流(ながれ)がこの櫛田入りと総合のタイムレースに挑む。とりあえず早朝4時59分までは長い。まずは博多の人気店「たらふくまんま」で美味しい夕食をとり、それから中洲&大名の飲み屋で時間をつぶし、来たるべく1番山のスタートを待つ。4時すぎに追い山スタート地点到着。この爆発寸前の緊迫感&緊張感がたまらない。まずは、個人的にいつもお世話になっている中洲流の大先生にご挨拶&応援へ。ちなみに以前俳優の中尾彬さんが山笠に参加した時の接待役を務められ、TVにバンバン出ていた偉い方なのだ。

いよいよスタートが近付いてくる。知らない人には単なる荒っぽいお祭りと思っている方も多いかもしれない。しかし、この山笠は違うのだ。鎌倉時代から続くその歴史が裏付けるように、山笠は女人禁制にも代表されるように男だけのたいへんな厳粛なお祭りで、いやっ儀式とでもいって良いかもしれない。そしていよいよ4時59分・・・名誉ある1番山の千代流から「ヤー!」の掛け声で担ぎ上げ「オイサッ!オイサッ!」の勇ましい雄叫びとともに山笠がいきなり疾走です。これが恐ろしい程の気合で早いのなんのって・・・すごい!この感動!鳥肌もんだぁ〜。すげぇ〜!5分おきに各流れ櫛田入りそして博多の街へ。場所を変え広い大博通りの東長寺前へ。ここも清道であり山が360℃転回する見どころだ。

まわりはしーんと静まり返る。大勢の見物客全員が山がやってくるのを静かに待っているのだ。遠くにわずかな歓声が聞こえはじめたと思うと、地鳴りのような響きが耳、足に伝わってくる。そして「オイサッ!オイサッ!」の掛け声とともに山が見えてくると一転、静から動へ!大歓声がおこり、見物客もいっしょに「オイサッ!オイッサ!」そして大声援である。更に「勢い水」が宙を舞う!すごい感動ものだ。続いて山は細い路地裏にまわる。これも又大迫力だ。狭い道いっぱいいっぱいを1つの流れで数百人という数の男が走り込んでくる。この狭い路地での直角ターンも見せ場である。もぉ〜駐車場の車の上にまで人が乗る程のすごい人気。乗られている車の持ち主はたまったものではない。ようやく空が明るくなってきた。

1番〜7番山の7つの流のあとに八番山が走る。実はこれが人気の上川端の「動く飾り山」である。他流の山笠が追い山専用の「舁き山 」なのに対して、この八番山は実際に展示されているデカイ「飾り山」が走るのだ。これがすごい迫力!当然タイムレースには参加していないし、コースも約半分くらいで終了するがその大きさが大人気で声援も一段と大きい。昔はこれよりももっと大きい山で追い山は実施されていたらしい。路地を走るため電線等の影響で小型化しなくてはならなかったとのことだ。再び人気の直角ターンポイントへ。中洲流が来たぁ〜!「がんばれぇ〜中洲!」ちなみに中洲の山は「成吉斯汗義経伝 」、ジンギスカン義経伝説だぁ!

ところが昨年驚異的な新記録を打ち立て、海外遠征までした西流がすぐ後ろまで迫ってくる。危ない〜中洲。ものすごいスピードで走り去っていきました。皆無事直角ターン成功です。見て下さいこのすごい人。博多っ子は皆山笠大好き!5km激走した後須崎町の廻り止でゴール。ゴールと同時に博多一本締めで追い山終了。そのまま各流に担いで戻って即山は壊されるとのこと。勢い水でびしょびしょになった男たちはホント水もしたたる良い男である。廻り止には各流のタイムが掲載されている。今年は見事一番山の千代流がトップタイム。おめでとうございます。これにて無事2005年博多祇園山笠が閉幕された。う〜んホント感動だ。素晴らしいぞ山笠!来年の7月15日疾走する自分を想像しながら帰路へ。すでに朝7時。徹夜あけの仕事きつそう??来年こそは出るぞ!ちなみにこの山笠のかけ声である「オイサッ!オイサッ!」であるが、このかけ声、実は日本音百選に選ばれている。すごい。それも唯一の男だけの音なのである。確かに心&魂に残るすごく心地よい響きあった。山笠に一目惚れです。

2005年7月12日 追い山ならし!!

2005年7月15日4時59分 迫力のフィナーレ!「追い山笠」動画!!

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