** Enjoy Bicycle Life30! **

オアシス21のシンボル「水の宇宙船」

2007年8月 名古屋Cityサイクリング!

久しぶりにサイクリング出発!今日は大都市なのに、何故か認知度少ない名古屋Cityのご紹介もかねて「名古屋Cityサイクリング」へ。徳川御三家の筆頭の尾張藩の城下町として栄えてきた名古屋。豊臣秀吉、織田信長、加藤清正等戦国時代のヒーローも数多く輩出している。人口でも横浜市、大阪市に続く全国第3位の220万人都市(ちなみに、その後は札幌、神戸、京都、福岡、川崎、広島、さいたまがBEST10)にも関わらず、何故か親しみにくいというか?東京ー大阪間の通過駅というイメージが強い。名古屋をもっと知ってもらおう!まずは、名古屋はどこも道が広く走り易い。福岡も銀輪天国だったが、比べ物にならない程走りやすい。何より歩道が広く、自転車ゾーンを導入されているエリアも多い。その上、歩道の段差がほとんどないので、交差点毎にガタンガタンとおしりに響くこともない。これは、どえりゃ〜えぇがやぁ〜!まずは、名古屋城へ。

何はともあれ名古屋のシンボルと言えば、まずは名古屋城。「尾張名古屋は城で持つ」と唄われるほど、まさしく天守閣に輝く金鯱とともに名古屋のシンボルだ。日本3大名城の1つで(残りは大阪城、熊本城。姫路城を含む説もあるらしいが、加藤清正等がからんでいないので入れないのが定説らしい)、城造りの名人・加藤清正がつくりあげた。その清正像とともに記念撮影。バックにそびえるのが名古屋城だ。今日は名古屋城宵祭りが開催されているようで昼間から賑わっているようだ。ところが、有名なこの名古屋城だが、天守閣上がるのが有料ならわかるのだが、本丸どころか二の丸、西の丸等とりあえず名古屋城の敷地内に入るのに入場料を支払わなければならない。せめて本丸のすぐ下くらいまで行けてもいいのでは・・・?よって、名城と言われる名古屋城の全景を見ることさえできない。なんかここまで来てやや不満。遠くより天守閣を眺めて我慢。

でも遠くからでも金鯱は輝いている。ちなみに愛知県庁も名古屋城ばりのデザインだ。話は少しそれるが、右写真の標識って少し可笑しくないですか?実は、運転には自信があるっという方でも名古屋の運転は恐ろしい。こんな標識が当たり前なのだ。だって、1番センターライン側が直進で、2列目が右折ライン。こういった道路があるのだ。へぇ〜っと思われている方実はこれって恐ろしいのだぞ。ようは1番センターラインはバンバン進み、真ん中のラインで右折待ちの車が止まっているのだ。これって標識ないと思わず追突しそうになる。さすが死亡率No1の県だ。写真にはないが、極めつけは1番センター側は左折ラインってところもあるんだぞ。すごいぞ名古屋って感じだ。

そのまま東へ走ると、名古屋と言えば徳川家。尾張藩2代藩主の隠居所が「徳川園」として公開されている。また、隣接する徳川美術館では、家康の遺品はじめ大名道具といわれるお宝物が展示されている国内でも珍しい美術館だそうです。徳川園から東に進むと「ナゴヤドーム」の標識がようやく出てくる。

新たなる名古屋のシンボルの1つ「ナゴヤドーム」。以前野球観戦に地下鉄で行った時には気づかなかったのだが、自転車で行って見るとドームが全然目立たないのに驚く。かなり近くに行ってもドームの全貌を見れる場所がない。東京ドームはじめ福岡ドーム等、ドームの姿は印象強いものが多いが、ナゴヤドームは迫力にかけてちょっと物足りない。ドームから戻って市街中心へ向かう。途中、すごく目立つ洋風建築に遭遇。「文化のみち/二葉館」だ。これは「日本の女優第1号」の川上貞奴と「電力王」福沢桃介が、大正時代に居住していた和洋折衷の建物で、当時は「二葉御殿」と呼ばれていたとのことだ。なるほど、当時としてはかなり斬新な建物であったであろう。ホント立派なお屋敷だ。

白壁エリアはあまり知られていない名古屋の顔がある。このエリアは江戸時代の中級武士の屋敷がならんでいたところで、当時のたたずまいを未だに残している。そんな中、上記の二葉館はじめ偉人たちの住居が点在する。旧豊田家の門、塀や長く続く白壁などたいへん趣のあるエリアだ。

旧豊田佐助邸も残されている。豊田佐助氏は発明王・トヨタの創始者豊田佐吉の実弟だ。まさしく近代名古屋の顔となる方々の関連施設が続く。やはり名古屋とトヨタの関係は強いねぇ〜。少し走ると重厚感であれば負けていない「名古屋市市政資料館」に到着する。赤煉瓦つくりの元裁判所だ。中はこの美しい資料館を写生されている方でいっぱい。なるほど写生にはぴったりですね。それにしても今日は暑い。クラクラしてくる。ようやく名古屋の中心街の有名な100m道路の1つ久屋大通りに到着。ここは道のセンターが美しい公園になっており、木陰がホント気持ち良い。あるオブジェクトに気づく。名古屋はロサンゼルスと姉妹都市なんだぁ〜。だからドラゴンズとドジャースってユニフォームデザイン同じなのかな?初めて知りました。

久屋大通りには皆さんご存知の名古屋のTV塔がそびえます。東京ならば東京タワー、大阪ならば通天閣、名古屋と札幌はTV塔だろう。その先きには、名古屋城〜TV塔に続く新たなる名古屋のシンボルとなりつつある「オアシス21」。このオアシス21はエコを意識した地球にやさしいランドスケープだ。オアシス21のシンボルともいえる、この大きな翼のような「水の宇宙船」は一面に水が流れており、その爽やかな水の波紋はまるで水中にいるように感じるほどだ。その下には綺麗な芝が敷かれた「緑の大地」等もありまさにエコの象徴的なランドスケープだ。

いやぁ〜それにしても暑い!岐阜県の多治見市では40.9℃の新記録を打ち立てたらしい。名古屋も39℃超えている。よりによってサイクリングに出かけた日がこんな灼熱の日じゃたまらない。ちょっと休憩。全国的に熱中症が問題になっている中、全身ずぶ濡れ・・・自分もかなり危険な状況かも?あまりの暑さに頭が一瞬ふらつく・・・。ご存知名古屋の商業の中心地「栄」。松阪屋本店、三越、ラシック、丸栄等々他にも大型百貨店が軒を並べる。都内でも、こんなにデッカい百貨店がすぐ隣同士で過密状況になっているのはあまりないかもしれない。もちろん地下は迷子になりそうな地下街が続いている。そんな中、サンシャイン栄のスカイポート下に。シースルーボディの観覧車はまるで空中散歩という感じらしい。昼間見ると、単なる観覧車だが、夜のイルミネーショオンはすごく綺麗。名古屋の中心街栄でした。こんなに暑いのにすごい人・・・みんながんばってるねぇ〜。
都市高速高架下には、目立たないが人気の「からくり人形時計塔」がある。織田信長、豊臣秀吉、徳川家康と戦国の英雄はみんな愛知県生まれ。この3傑がでてくるからくり人形は名物だとか?1日4回のからくりタイムなので見れませんでした。交差点の対面には、名古屋名物味噌カツの有名店「矢場とん」本店。もちろんながら休日の本日はすご〜い長蛇の列。こんなに暑い中、ならんで味噌カツって体調くずさないかなぁ〜。まぁ〜矢場とんの名物わらじ味噌カツぜひご賞味あれっ!これを南下すると大須エリアに到着です。
この大須エリアは実に下町情緒がある商店街で良い。新天地通り、仁王門通り、東仁王門通り、万松寺通り等々アーケード街は面白いショップがすごい数ならぶ老若男女に関わらず楽しめる・・・何か懐かしい感じのする大商店街だ。何となく上野や御徒町、特にアメ横あたりを散策しているような感じがある。きらいじゃない。ふれあい広場に鎮座する人気の大まねき猫。
その商店街の中央にそびえるのが、全国的にも有名な質屋「コメ兵」。1度くらいは耳にしたことがあるのではないだろうか?それほど有名な質屋さんです。もちろん本日もお客さんでいっぱい!すごいねぇ〜。そして名古屋の観音様と言えば日本3大観音の1つの「大須観音」(ちなみに他の2つは浅草観音、津観音)。こう見ると、ここ大須は東京で言う上野と浅草足したようなエリアっぽいかなぁ〜。
栄〜大須エリアを離れ、名古屋市の西部に位置する名駅エリア(名古屋では名古屋駅を名駅と呼ぶ)へ。トヨタの力であろう、今や名古屋はバブル状態。名駅前には高層ビルがガンガン建築中。そんな中、元祖高層ビルといえば「JRセントラルタワー」。名古屋は物価も高いし、まさしくバブル!高級ブランドショップは銀座なみに出店してくるし、何より名古屋譲はブランド品が好き!このへんは福岡なんかと全然違う。世間では、日本3大ブスエリア(名古屋、仙台、水戸)と良く言われるが、確かに福岡は美人揃いだった。芸能人があれだけ出るのもうなずける程のレベルであることは行けばすぐわかる。とりあえず福岡なんかは個性派揃いだった。だからファッションなんか皆個性があって面白かったが、名古屋は名古屋巻きに代表されるように皆ホント良く似た恰好・・・これも名古屋の文化なのだろうか?ヘアスタイルも似て、着ているものも似て、もってるバック等も皆似たブランド品・・・こんな感じが名古屋譲のイメージを作り上げたのだろうか?

ミッドランドもOPENし、名駅エリアの新たなランドスケープに。ミッドランドのレストラン街などどこも超満員。すご〜い。こんなプチバブルはトヨタが好調な限りしばし続くでしょうねぇ。トヨタってすごい。名駅を少し走ると、これまた皆さんご存知の陶磁器の「ノリタケの森」がある。世界的にも人気のノリタケ発祥の地だ。創業100周年の記念事業として、本社敷地内に陶磁器の複合施設がOPENとなった。歴史を感じる赤煉瓦の工場なども見学ができるらしい。日本の近代洋食器の歴史のスタート地点だ。美術館やギャラリーなど一見の価値はある。

ノリタケの森から自転車でものの数分先には、「産業技術記念館」がある。明治44年、トヨタグループの創始者・豊田佐吉が自動織機開発のために「豊田自働織布工場」をこの地に開設し、その工場が旧豊田紡織(株)本社工場となり、さらに(株)豊田自動織機製作所やトヨタ自動車工業(株)の設立総会が開催された、いわゆるトヨタグループ発祥の記念すべき場所なんです。大正時代の赤レンガ造りの工場建屋がそのまま残されてきましたので貴重な産業遺産と言えます。右写真は、1902年に設立された「豊田商会事務所」。創始者豊田佐吉が居住しながら織機の発明に取り組んだ事務所です。

そして左写真のビルが「トヨタグループ館」。1925年(大正14年)に建設された豊田紡績本社事務所を、建設当時の状態に修復したもので、豊田自動織機製作所(現豊田自動織機)やトヨタ自動車工業(現トヨタ自動車)の設立総会などが開催されたとのことです。いわゆるトヨタグループが産声をあげた場所です。「産業技術記念館」は別名「トヨタテクノミュージアム」ともいわれ、まさしく日本を代表するトヨタグループの聖地なのだ。良く考えると戦国の世から現代の日本産業の雄のトヨタの時代まで、名古屋は主役とまではいかなくとも、大きな産声をあげる場となり、近代日本を後ろからしっかりと支えてきたことが良くわかる。人、グルメも含めその独特な環境について改めて良く考えさせられた。それにしても、名古屋は暑〜い!軽く30kmコースだが暑さに完敗・・・ボロボロだ。

なごやインフォメーション http://www.ncvb.or.jp/miru/index.html
名古屋城 http://www.nagoyajo.naka.nagoya.jp/
徳川園 http://www.tokugawaen.city.nagoya.jp/
文化のみち二葉館 http://www.futabakan.city.nagoya.jp/index.html
名古屋テレビ塔 http://www.nagoya-tv-tower.co.jp/
オアシス21 http://www.sakaepark.co.jp/
大須探検隊 http://www.tv-aichi.co.jp/osu/#
大須今昔 http://ohsu.co.jp/
ノリタケの森 http://www.noritake.co.jp/mori/
産業技術記念館 http://www.tcmit.org/

本日のサイクリング 約29km

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