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2010年走り初め!初詣は尾張北西地区の2大神社へ!

2010年1月 初詣サイクリング!真清田神社&国府宮神社へ!

謹賀新年2010。2009年もバタバタと過ぎ去り、正月休みもあっという間。俗にいう寝正月を過ごし、思う存分だぶついた身体を叩き起こすためにも、早速今年の走り初めへ出発。正月と言えばやはり初詣だ。元旦の夜に近所の神社へ、昼には名古屋3大天神の上野天満宮へファミリーで初詣は済ませたが、再度の初詣は尾張北西エリアへ。名古屋と言えば「熱田神宮」が知られているが、尾張北西地区にも2大神社が存在する。名鉄本線に沿って快走。そしてあっと言う間に名神高速下を通過し一宮市へ。

名古屋市、豊田市に次いで愛知県内3番目に人口の多い一宮市へ。一宮市と言えば織物の街として有名なところで、紡績・繊維産業の一大中心地として栄えてきたところだ。駅前には立派なア−ケード商店街が続く・・・ところが繊維産業の衰退を反映しているのか?ア−ケードはガラガラ。かなり寂しい雰囲気だ。今や名古屋へのベッドタウンということになっているのかもしれない。このアーケードをずーっと進むと先に見えてくるのが尾張国の一宮として知られる「真清田神社」だ。

諸国に存在する「一宮」をご存知だろうか?地域の中で最も社格の高いとされる神社のことを一宮と呼ぶのだ。一宮の次に社格が高い神社を二宮、さらにその次を三宮と呼ぶ。ちなみに尾張国は一宮が真清田神社、二宮が大縣神社、三宮が熱田神宮とされている。例えば山城国(京都)は「上&下鴨神社」、摂津国(大阪)は「住吉大社」、武蔵国(関東)は「氷川神社」、信濃国(信州)は「諏訪大社」、安芸国(広島)は「厳島神社」、出雲国(島根)は「出雲大社」等々、数え上げたらきりがないが全国各エリアに一宮が存在する。だが、一宮が市名になっているのは全国でもここだけだ。

明治維新以降、「近代社格制度」という規定で全国の社格は厳密に定義されたようだが(第2次世界大戦後廃止)、まぁ〜素人にはよくわからないほど神社の格付けも色々あるようだ。結局、現在でもこのエリアにおいては熱田神宮に次ぐ社格となっているみたいだ。だからお正月三が日の初詣はすごいことになるらしい。今回は初詣とは言え第2週。参拝者は少ない。早速鳥居にMyバイクを駐輪し「迎春」の幕がかかった楼門くぐって境内へ。
まずは本殿で初詣の参拝。お賽銭を景気良く投げ込み家内安全等を祈願する。無事参拝すませると、すぐに赤の垂れ幕のエリアが気になる。見た感じすごく正月っぽいというか?実に景気良さそうな雰囲気・・・・何やっているんだろう?おぉ〜「新春火の輪くぐり」かぁ〜。ここ真清田神社の正月恒例の火の輪くぐりとなれば、ぜひやっておかなければ!
別途お祓い料が300円かかるが仕方あるまい。新聞の正月のローカルニュースとして同じような火の輪くぐりの記事をよく見かけるが、実際に体験するのは初めて。想像していたよりも炎が小さく、器具もすごく機械チックで新春のお清めイベントとしてはいささか現代風って感じがあり物足りないような・・・?それでも火の輪くぐり初体験。手をあわせ頭を下げたまま火の輪をくぐる。これが決まり事らしい。これで無病息災、家庭円満がOKのようだ。火の輪の先には「神水舎」がある。
神水舎には霊水が出ているらしい?霊水って何かすごく尊い響きだ。鏡の前の竜の口から注がれているのが霊水だ。1077年白川天皇が眼病を煩われ、この井戸の水で眼を洗われると病はたちまち癒えたと伝えられているとのこと。なるほど霊水神話の歴史は長〜い。この霊水を口にし、隣の井戸の水面に顔を映すと身が清められるとのことだ。なるほど早速実践。井戸の中は、画像では明るくなっているが実際には暗く、その中自分の顔がはっきりと浮かび上がってくるように見える。うぉ〜はっきりと見慣れたMy親父顔が浮かびあがって見れたぁ〜。うん、これでお清め大成功だ。その先には、人形?っと思ったが、いやいや、巫女さんが実際に入っている。お賽銭済ませると巫女さんが打出の小槌?とにかくチャラチャラと賑やかな小槌だが、若い巫女さんがやってくれるというだけで、親父としては悪い気はしない・・・。新年早々親父根性丸出しだ。

無事真清田神社の参拝済ませ、再び一宮のアーケードを走り抜ける。丁度腹が減ってきた。さて、ランチはどうしよう?一宮と言えば今や名古屋の代名詞ともなっているモーニングサービス発祥の地。とは言え時間はすでにランチタイム・・・となればもう1つの一宮発祥のものと言えば「ベトコンラーメン」だ。ベトコンラーメンってご存知か?今や全国区になりつつある名古屋メシ。名古屋のご当地ラーメンと言えば台湾ラーメンが有名だが(有名と言っても未だ全国区ではありませんが)、もう1つのご当地ラーメンが「ベトコンラーメン」だ。尾張西部から岐阜にかけて広まるベトコンラーメン。知らない人が聞けばベトナム風ラーメン?と思うかもしれないが、実はベストコンディションの略なのだ。ニンニクが玉で入っている元気モリモリのスタミナラーメンがベトコンラーメンだ。その発祥の店が「新京本店」。一見すると田舎のスナック?という外見&内装だが、このベトコンラーメン馬鹿にするなかれ!美味いのだ。台湾ラーメンに似たピーンと辛めのスープと麺はGood!ずばりいける!

台湾ラーメンは辛〜いミンチがのっているが、ベトコンはモヤシとニンニクがメインで肉はホント少ない。但し、ニンニクは効いているし辛いし、パンチの効いた美味さだ。なるほど元気が出てくる。その証拠に汗が止まらない。いやぁ〜ベトコンラーメン美味!でもある程度覚悟しておかないと、ニンニクをガツガツいっちゃうとお臭いはかなりのものに・・・・。それでも食べたいという気持ち、よくわかる!あぁ〜納得。自転車ではなくラーメンでひと汗かいてしまったので、少し身体が冷えてまいったが、再び名鉄にそって出発!名神高速下をくぐって稲沢市へ。
名古屋市の北西に位置する稲沢市。その稲沢市の顔と言えば「尾張大國霊神社」!通称「国府宮神社」だ。尾張の国府の創始とともに建てられ、まさしく尾張人の祖先が当地を開拓する上で開拓の神として奉られてきたため尾張国の総社とされ、国府があったことから国府宮と呼ばれてきたのだ。。先の真清田神社とならび尾張北西エリアを代表する神社とも言える。まずは、その参道の長いこと。第1鳥居から眺めると、神社の影形も判明しない。ちょっと進むと立派な第2の鳥居が見えてきた。う〜ん、神社はまだかぁ〜?
ようやく立派な楼門に到着。自転車だからあっという間で良いが、歩いてきたらこの参道結構あって厄介だ。足利初期に建立されたこの楼門はなるほど風格があるというか?流石尾張人の祖先が永きにわたり祀ってきただけの趣がある。そして江戸初期に建てられた拝殿へと続く。平安時代の書物に記載があるという真清田神社とならび、どちらも歴史という点ではすごい。東海エリアはどちらかというと信長や秀吉はじめ戦国時代頃から脚光を浴びるイメージがあるだけに、平安や室町にからむモノは珍しい。
しかしこの国府宮神社はその歴史よりも有名なものがある。全国に知られる奇祭「はだか祭り」だ。境内の色々なところにそのはだか祭りの貼り紙がされている。今年も2月26日に開催だ。自分も男の祭りとも言われる博多祇園山笠に参加させてもらってきたが、あの締め込み姿で激走する山笠を経験した自分でさえ、ここのはだか祭りはズバリ奇祭と見えてしまうからすごいもんだ。ちなみに山笠も裸祭りにカウントされるそうだが・・・かなり雰囲気は違う。ちなみに国府宮のはだか祭りは、1人の神男に触れるために数えきれない程の締め込み一丁の男たちが群がるという祭りだ。神男に触れると厄払いになるのだそうだ。神男が大勢の人の厄を一身に受け、儺追殿におさまるという神事だ。
ウ〜ん、奇祭と思いつつも何となく気になるのが祭り好きの性・・・・?でも、かなり危険と聞くので自制しないと。帰りも長〜い参道をのんびりと走る。稲沢からの帰路、いつも気になる建物がある。長くて白い塔のようなあの建物だ。名古屋から一宮、岐阜への移動中、気になっている人は多いはず・・・自分もずーっと何なの?と思ってきたが、あれは三菱電機稲沢製作所 のエレベーター試験塔 SOLAE´なんだそうだ。なるほどエレベ−ターのテスト塔ということならば納得のサイズだ。これですっきりだ。今年の正月は寒くてちゃりんこ族にはホントきつ〜い。陽が沈む前に帰らないと凍えそうだ。 っとなれば少しスピードアップ!おかげさまで無事帰宅。本日のおみやげは国府宮といえば「儺追布(なおいぎれ)」だ。上記したはだか祭りの重要なアイテムでもある儺追布。厄よけの意味をもつ儺追布はお守りかわりだ。マイカーや自転車へまいている人が多いようだ。自分もマイカーへしっかりとセット。とりあえずファミリーで元旦の夜に近所の神社そして昼には名古屋3大天神様の1つの上野天満宮へ初詣はすませたが、走り初めもかねて尾張の2大神社へ初詣もでき、ひと安心の新春サイクリングとなりました。

真清田神社 http://www.masumida.or.jp/

尾張大國霊神社(国府宮) http://www.konomiya.or.jp/

新京本店 http://r.tabelog.com/aichi/A2302/A230201/23010521/

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本日のサイクリング 約30km


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