Enjoy OutDoor Life17!!

2004年12月 かいがけ温泉きのこの里キャンプ場(大分県)
(04年ラストキャンプ!今回も焚火&温泉三昧!)

今冬はなんだかかなりの暖冬の予感。12月だというのにポカポカ陽気だ。まさにキャンプ日和。ということで2004年ラストキャンプへ出発!今回は流石に阿蘇や九重などの寒そうなところはとりあえずさけて低地キャンプ場を探す。思いきって九州縦断して大分県の別府市へ。別府IC降りて湯布院方面へ向かい、志高湖から別府の森ゴルフクラブ抜けた先にある、かいがけ温泉きのこの里キャンプ場で野営決定!ここだと標高せいぜい300mくらいだろうか?少なくとも1〜2℃というレベルまではいかない。まずは、大分自動車道の玖珠パーキングでおやつのアメリカンドッグを補給。福岡から約1時間半走って別府湾パーキングで2度目の休憩。ここからの別府湾と別府温泉の景色は最高なんだけど、今日は残念ながらモヤではっきりと見えない。のんびりと出発してきたのできのこの里キャンプ場へ到着したのは15時をやや過ぎた頃になってしまった。ホントいつものんびりだ。

カーナビで上手くヒットしなかったのでやや迷いながら無事到着。早速立派なログハウスで受付へ。このキャンプ場は日帰り温泉としても結構人気があるらしく、他にもケビン等の宿泊施設が充実していた。ちなみに本日のオートキャンプ泊は予想通り1組。うちのみである。やや寂しい気もするが冬キャンプはそれもそれで雰囲気あって楽しい。「オートキャンプサイトのお好きなところへどうぞ!」ということだったので早速お勧めのNO2~3に行ってみる。各サイト段々のひな壇状にレイアウトされている林間サイトだ。ところがだ。最強ペグと称されるSPのソリッドペグがまるで歯が立たない。どうもコンクリではないようだが、それに近いもので頑丈に固められているようだ。どうにもペグが入らないので設営できない。オーナーさんに聞くと「はい、ペグはサイトの四隅しか打てませんので無理ですねぇ〜」だって・・・「じゃぁ〜どうするの?」って叫びたい感じである。区画四隅にぴったりのテントなんてあるはずないし、夏ならともかくこの冬に四隅しかペグ止めしなくて済むと本気で思っているのだろうか?信じられないのひとことである。交渉の結果、300m先の芝のオートサイトがあるのでそちらにどうぞという事になった。当たり前である。何故こんなサイト造成したのか?まるで理解できない。

いらだちを必死に抑え、離れた芝オートサイトへ。ここは日当たりも良くまずまずである。夏はともかく冬キャンプには申し分ない。但し、残念なことにサイトが狭い。通常のヘキサであればSサイズにあたるモスのビスタウイングタープ1つと2〜3人用の同じモスのオリンピック設営するのがいっぱいいっぱいって感じである。まだ新しいサイトなだけに少々惜しまれる。息子良太くんも珍しく手伝ってくれて無事設営完了。本日はたいへんシンプルにまとまってなかなかである。到着時から気になっていたのだが、まわりでけたたましいバイク音が耳につく。すると勢い良く数台の4輪バギー車がサイトを曝走してくるではないか。これには少々驚きである。話を聞くとオーナーさんが購入したバギー車が今日納車されたそうで、仲間とならし運転だそうだ。「うるさくしてすみません」っと元気良く言われたがこれってどうなのだろうか?とりあえずお金払って野営しに来たのだ。無料でお願いしてお邪魔している訳ではない。納車されて嬉しい気持ちはわかるが・・・本来ならクローズにしておくべきではないだろうか?なんとか落ち着かせて我慢することに。

設営終わって一服したのもつかの間。やや遅くなってしまったが、予定どおり食事前に別府温泉にくりだすことに。温泉街までは車で30分くらいだ。まずは、ぜひ1度来てみたかった明礬温泉「別府温泉保養ランド」へ。明礬温泉???って思われる方いらっしゃると思いますが、別府には「別府八湯」と言って「別府、明礬、鉄輪、観海寺、浜脇、亀川、柴石、堀田」のそれぞれ有名な温泉場が点在しており、八湯めぐりは地獄めぐりとならんで観光客にたいへんな人気になっている。その中でも超人気スポットが明礬温泉の別府温泉保養ランドである。ここの売りは何と言っても全国でも珍しい「泥湯」である。受付済ませて長い外廊下を行くと温泉場に到着する。まずはコロイド湯でじっくりと暖まる。どの風呂も濃い灰色。つまり泥色だ。

次ぎに外に滝湯に浸かる。コロイド湯以外はどこもややぬるめ。ここから先は混浴。蒸し湯のすごい蒸気見ながら進むと名物の「露天大鉱泥浴場」に到着する。簡単に言えば露天泥風呂である。でも、これが広〜い。ホントすごく広い。いざっ父子、泥湯初体験。1歩足をすすめただけで全く異質の温泉だということがすぐにわかる。何とも表現しにくい風呂だ。底にゼリー状のの泥がすごい量沈澱している。もちろん浴槽内も舞い上がる泥粒子でいっぱいだ。よって下はぬるぬる?ふかふか?どれも適切な表現でない。1歩出す度に、沈澱泥の中にグにゅ〜と足首まで沈む。う〜んホント不思議な感覚だ。これには泥遊びの感覚なのか?良太は大興奮。気にいったようである。父子で一生懸命全身泥パックである。自分たち以外も皆泥エステのように塗りまくっている。それにしても顔に泥塗ったこと完全に忘れている良太。これじゃ風呂に入って綺麗になるという根本的なことがなってないじゃないかぁ〜。駄目だこりゃぁ!

地下にも別の泥湯がある。但し、こちらは刺激が強すぎ小学生以下は入浴禁止。悲しそうな良太を横目に自分だけ入浴。こちらは簡単に言えば、有名な坊主地獄の中に浸かっている感じである。何せ眼の前でボコッボコッとあの坊主頭が破裂している。色といいあの中に入っていると想像してもらって問題ない。こちらは言われていた通り少し肌がひりひりと感じた。それに浮力がすごく、気を抜くと浮いてしまってバランスをくずしてしまうくらいである。手や足を少し動かすだけで、まわりの泥湯に泥粒子の流れができるのが見れる。かなり圧縮かけた左上画像で確認できるほどである。う〜ん面白かった。大人\1050子供\570とちょっと高めだがのんびり1時間ほど泥体験させてもらってサイトに戻ることに。18時前というのにもう真っ暗である。急いで夕食の準備だ!

今宵のメニューも前回キャンプ同様一品のみ。やはり冬は鍋であろう。焚火の暖と熱い鍋で寒さを忘れられるはずである。それに鍋料理だとダッチオーブンととり皿2杯洗うだけで済むので、食後の片づけが楽に済む。ホント冬キャンプの皿洗いはきついので重要なことである。本日は味噌ベースのごぼうと鳥団子いっぱい鍋。そしてフィニッシュにきしめん投入で決まりである。ダッチオーブンが暖まるまでの時間がホント長く感じる。熱くなっていよいよ鳥肉を傷めることからスタート!良太もすすんで手伝ってくれて具材も完璧にそろってあとはダッチオーブンにまかせるだけ。ここで待つのもまた長く感じる。もぉ〜2人とも腹ぺこぺこ・・・。

30分ちょっとくらい待って、いよいよ感動のお鍋ちゃんとのご対面。父子満面笑み。この瞬間がたまらない。良太も自分も普段かみさんが作ってくれた料理の方が美味いに決まっているのに、雰囲気と自分達でつくったというシチュエーションに酔いしれる。父子ともに単純だ。早速あつあつで頂く。もちろん美味い。

ご機嫌で夕食エンジョイしている頃、嫌な雰囲気&音が・・・。やはり・・・オーナーさんたちのバギーが帰って来た。そして再び「食事中すみませ〜ん。少し遊ばせてもらいます!」だって。おい、ちょっとこっちは食事中だぞ!フィニッシュのきしめん投入直後、ぐつぐつと怒りが込み上げてくる。ところが良太がこのバギーに興味津々。オーナーさんたちと仲良くなってしまい、あげた拳が下ろせない状況に。せっかくの大好きな焚火と鍋料理の前で、欲求不満が続く。そんな父を尻目に息子良太はご機嫌だ。とりあえず今回までは「きしめんの美味さに免じて許してやる!」と堪えることに。短気な自分が随分と成長したものだ。少々うるさい中美味しい夕食終了。当然洗いものも少なく大成功でした。



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