Bellmann Cappuccino CX-25

直火式エスプレッソメーカー Bellmannの「CX-25」です。
美味しいコーヒーは手軽にドリップなどで頂けますが、エスプレッソとなるとそう簡単にはいかない・・・。それもアウトドアでとなるとどうしても直火式のエスプレッソメーカーが必要となってくる。ちなみに深煎りの微細に挽いたコーヒー豆をカップ型の金属フィルターに詰めて、 9気圧の圧力と約90℃の湯温で20から25秒の抽出時間で約1オンス(30 ml)のコーヒーを抽出したものをエスプレッソと呼ぶのだ(ウィキペディアより)。
ビアレッティのムッカ・エクスプレスなどが人気だが、これってカプチーノっぽいだけでかなり別物?自分が思うアウトドアでの本格派と言えば、やはりこのベルマンのCX-25にたどり着く!

エスプレッソは苦い?と思い込んで敬遠されている方には全然興味のない話だろうが、コーヒーとエスプレッソは当然のことだが別物だ。本場のヨーロッパではエスプレッソの方が一般的ということをご存知だろうか?エスプレッソは上記の通りペーパーフィルター等の単純なものでなく、専用のマシンでしか煎れられない。
まずは、ごついCX-25をばらして、本体タンク内に水を適量入れる。本体内に3,6,9の目盛があるので、デミタスカップ換算で煎れたい量を入れればOKだ。できればコーヒー豆を長時間熱しないために湧かしてからの方がベターだ。

続いて濾し器にリデューサーをセット(9カップの場合はリデューサーなし、3と6カップはリデューサーのセットの向きを逆にセットする)。そしてリデューサーの上にエスプレッソパウダー(コーヒー粉のことね)を丁寧にいれて、表面を綺麗にならします。このコーヒー粉のいれかたでも、味が微妙にかわってくるからエスプレッソは難しくて面白い!
あとはトップリッド(抽出口)をセットし、ノブでしっかりと締めれば準備OK。ツーバーナーにのせ、中火で加熱。あまり炎が本体より出ないように注意!

沸騰に近づくと、ボコボコと音がしてくる。こうなると抽出口より液がたれてくるのでコーヒーサーバーやカップでエスプレッソを抽出準備。ここで1度バルブを閉めて約1分間我慢。こうすることで強くエスプレッソを抽出してくれる。バルブを開いて抽出スタート!直火式なのでクレマのりのりの濃厚なエスプレッソという訳にはいかないが、CX-25は圧力3.5〜4.5kg/cuと直火式にしては優秀で、まずまずのエスプレッソの完成!

しかし、このCX-25が単なる直火式エスプレッソメーカーと違うところはここからだ。CX-25は優秀なスチームノズルを持っているのだ。ミルクフォーマーとして10万円を越えるポンプ式と比べて遜色ないほどの特筆ものだ。特に温めたミルクを泡立ててるミルクフォーマーなんかとは比べ物にならない本格派だ。
ミルクパンがあれば良いのだが、今朝はマグにミルクを入れて、スチームノズルを入れてスチームバルブを開き、一気に泡立ててあっという間にフォームドミルクの出来上がり! しかし、このCX-25ってすごく機械っぽいというか?何かごつくて男心をくすぐる。直火というワイルド感、本格的なスチーム、特にスチームのシューという音の響きは実に良い。単純なのに、煎れるたびに味が違う・・・というこの繊細で頑固というのもホント可愛い。直火式エスプレッソメーカーは他にも色々あるけど、やはりこいつ良いです。

ちなみに、濃厚なエスプレッソにこのフォームドミルクを入れれば美味しいカプチーノの出来上がり!これが実に美味いのだ。もちろんデミタスカップでエスプレッソ頂くのもGoodだし、エスプレッソにフォームドミルク(泡立てたミルク)を入れたカプチーノ、エスプレッソにスチームミルク(スチームで温めた泡だてていないミルク)を入れたカフェラッテ等々(ちなみにカフェオレはドリップコーヒーにミルクを入れたものね)、こいつがあればキャンプの朝、お好みで美味しいモーニングエスプレッソを楽しめる。う〜ん、こういった朝は素晴らしいですねぇ〜。ちなみに上画像のエスプレッソ粉はイタリアの人気イリー。やはり人気のイリーやラバッツァという定番ものが好みかなぁ〜?ちなみに、スチームミルクが上手くできるとこんな自分でも結構なラテアートができるもんなんです。しかし、見た目以上にスチームミルクは難しい。恥ずかしながらこのように上手く成功するのは未だホントたまに・・・親父バリスタへの道は遠いかなぁ〜?でも、決まると実に嬉しく、美味さも格別!毎回思った通りにできるといいのですが、鍛錬あるのみかな?

 


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