チャレンジ!沖縄伝統 爬竜船競漕祭り「那覇ハーリー」!!


★★ Challenge the Naha Hari!★★

2006年5月3日 那覇新港埠頭 第32回那覇ハーリー!

待ちに待った「那覇ハーリー」の初挑戦のときがやってきた。皆さん「ハーリー」って知ってますか?沖縄の代表的祭りの1つで、約600年前に中国より伝わったとされる爬竜船(はりゅうせん)競漕だ。5月3〜5日の3日間開催される那覇ハーリーが、沖縄各地で開催されるハーリーの中でも最大級の船で競い、その祭りの規模でも最大なのだ。良く、GWの各地方の表情という感じで、福岡であれば「博多どんたく」。青森であれば「弘前の桜」、沖縄であればこの「那覇ハーリー」ということで必ず全国放送でも扱われる伝統行事と言える。

こういった伝統行事には出たくてもなかなか出れるものでない。持つべきは友・・・というべきだろう。今回は沖縄の仕事関係で良くしてもらっている地元の有力企業から参加の打診を受け、快く1発回答!ホント日頃のおつきあいがこういった時に生きてくるもんだ。大感激!実はこのチーム、もう少し規模の小さい「浦添ハーレー」では実力チームの1つであったそうなのだが、今年晴れて「那覇ハーリー」に初挑戦!那覇ハーリーは人数も半端でなく多いため、とりあえず即席チームでの初参戦ということとなったのだ。こういったトライに声がかかってホント嬉しい。そろいのユニフォーム(Tーシャツ)に弊社のロゴまで入れてくれての歓迎ぶりだ。会場へ行ってみるとその規模の大きさに驚かされる。すごいお祭りだぁ〜。すでに強そうな伝統ユニフォームで着飾った強力ライバルたちも続々と勢揃いだ。ドキドキ・・・。

この那覇ハーリーは、新港埠頭にて往復約300mちょっとくらいの距離を、32人乗りの爬竜船で各レース3艇で競漕するタイムレースだ。初日はまず午前中より中学生の部が開催される。各中学の代表が日頃の練習の成果と母校の名誉のために競い合う。中学生らの熱戦が繰り広げられた後はいよいよ一般の部のスタートだ!本日は合計24レース(一般の部)で我々は23番目。夕方の16時30分頃スタート予定だ。待ち時間が長い。とりあえず14時頃集合し、まずは乾杯から。集合時間に集まるのは1/4程で宴たけなわの中、ボチボチ集まってくるのも琉球風だ。ようやくおおまかなメンバー集まったところで、漕ぐタイミングの練習のおさらい開始!がしかし、すでにかなりのホロ酔いムード??かく言う自分も真っ赤な顔してご機嫌・・・。
爬竜船は32人乗りで、名物のドラ打ちの人や旗持ちも乗船するので36人も乗る。よって船もデカイ。実はどんなに力持ちのチームでも、32人のタイミングが揃わなければ全く前に進まない。これホントっ!よって、勝負はすべてリズムなのだ。ところが元々リズムが難しい素人集団なのに全メンバーが集まったのも今日が初めて(多くの方は2回の土曜に開催された公式練習に参加しているが、1/3は今回全くの初めて。もちろん自分もど素人だ)。オールの持ち方や漕ぎ方まで見るもの全てが初めてだ。なるほどカヤックとは随分違うようだなぁ〜当たり前だけど。しかし陸でちょっと練習しただけですでに自信満々。これだから親父集団は恐ろしい。すでに勝利確信っていうほど。
16時30分過ぎいよいよ我々の出番がやってきました!みんな実力はともあれ乗船時のかけ声等はプロ並み。我々の対戦相手は「桜梅桃李」(中華店さん)と「キャンプキンザー」(女性軍人チーム、もしくは軍人婦人かな?)。う〜ん、まさか同組にオール米人女性チームのキンザーがいるとは・・・。しかも、滅茶苦茶元気ででかいヤンキー女ばかりでやばそう・・・どうなる日本男児。がんばれっ!
3日間でのべ15万人が訪れるという観客からも「日本男児負けるなぁ〜」という悲しげな声援が飛び交う。さぁ〜て初めての爬竜船どうかなぁ?さぁ〜て、いよいよ出発です。まずは各艇がスタートラインまで漕ぎだします。私めは左舷後方より4番目に鎮座(みなさん私を見て1人オモリを乗せているので他チームよりハンディをもらわないといけない!という屈辱的な笑いがおこる。確かにハンデかも?ごめんなさい)しております。
スタート地点につくまでに、腕がすでにぴくぴくと疲れのきざし・・・こりゃ大丈夫かな?まわりを見回すとやはり「楽だって言ってたの誰だぁ〜もうきついぞ〜!まずいぞ。」という焦りのコメント飛び交う。みなスタート地点で今日1番の心配顔です。ところがここからお祭りの司会進行役との掛け合いのパフォーマンスだけは実力チームをはるかに上回ってやや機嫌が戻ってきた。そして、いざっスタート!!!!32人一斉にドラの音にあわせて漕ぎだします!
たったの300mということで前半からガンガン飛ばす。よぁ〜し快調だ。ところがいくら漕いでも折り返し地点がこない???あれっ、このハーレーってすごくきついぞっ!皆かけ声の途中うめき声が混じりだした。うわぁ〜しどい・・・。折り返しを2位で通過。何とキャンプキンザーを抑えているぞ。あと半分だ。ところが酔っぱらい親父チームはすでにこの折り返しで体力の8割ほどを消耗済み。じわじわ忍び寄るキャンプキンザーチーム。とうとうゴール前で逆転を許し見事な完敗。日本男児ここ那覇新港にて散る。悲しげに喜ぶ勝利者を拝む敗者集団。哀愁・・・。
皆、へとへとで戻ってきた。もう腕はじんじん、背中や腰もピリピリ・・・。こんなに300mくらいが遠いとは思いませんでした。我がチームのタイムは4分を何とか切って3分54秒。全チームの中で見れば平均的タイムだが戦った相手が悪かったようだ。それでも4分台と3分台では全然違う。一応目標達成って感じだ。各レースの勝利チームには各々トロフィがもらえる。う〜ん、やはり欲しかった。羨ましい。それでも初の那覇ハーリー無事トラブルなしで終わってひと安心だ。皆それなりに充実感有り。
我がチームの陣地に戻り、皆笑顔&お疲れ顔で反省会。実はうちの那覇ハーリーはここからがメインイベントって感じだ。反省会と称して、20時頃の花火の時間まで延々と盛り上がる。これも琉球風だ。オリオンビールにもちろん泡盛。反省会とは言え、ホント皆良い笑顔です。無事のゴールを祝し、そして来年の目標を掲げて乾杯!!そしていつもの飲み会へ・・・。ホント貴重な体験できて楽しかったです。来年こそはぜひ戦力になるよう鍛え直してきます!!みなさんご苦労様でした。

延々と続く宴会がお開きになった後、ホテルの前の屋台で美味しい「ソーキそば」を〆で頂く。これが美味いんだ。沖縄に来て改めてソーキそばにハマりつつあります。ホテルで仲間と再び続反省会開催。みんなすでに腕、背中、腰に鈍痛現れる。明日からがきつそうだ。翌日ランチに国際通り沿い人気のステーキハウス88でテンダーロインステーキを頂いて今回の沖縄出張(5月1日〜4日)を閉める。帰りの飛行機の中でスーツ姿はずーっと見回しても自分だけ。リゾート沖縄のそれもGW中だ当然であろう。帰宅すれば、GW勝手に沖縄で遊んで帰ってきた親父をファミリーのブーイングが待ち構えているだろう。GW後半はファミリーキャンプへ出発だ。遊びほうけている父を許しておくれ!!
とりあえず那覇ハーリー初挑戦!Enjoyできました!

 

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