一どん　／２５度／ 杜氏の里笠沙

一どんと書いて「いっどん」と呼ぶ 。焼酎づくりの技を黒瀬集落に伝えた最初の黒瀬杜氏・片平一（かたひらはじめ）さんに敬意を込めて命名されたとのこと。
芋焼酎ファンであればご存じこれも元祖プレ焼酎と呼ばれる１本だ。鹿児島県外の自分にとっては往復はがきで当選するしか入手方法がないもどかしい焼酎だ。しかし、このボトルいいよねぇ〜。名前とこのどっしりとした一升瓶が実に似合っている。
もちろん、黒瀬杜氏の傑作とも言われる黄麹をつかったまろやかな口当たりは最高だ。実に飲みやすくロック、お湯割りもちろん水割りと飲み方も全く選ばせない。だから減りも早い・・・。あぁ〜もうちょっと出会えう機会が多ければもっと嬉しいのだが・・・。

甕長期熟成　さつま島美人　／２５度／長島研醸

ご存じ人気の「島美人の」長期熟成版。
長島にある五つの焼酎蔵元が、丹精込めて仕込まれた芋焼酎原酒をブレンドし、 ３年間”甕”でじっくりと季節を重ねて、さらに２年間”ホーロータンク”で長期熟成したものがこの「甕長期熟成　さつま島美人」だ。
ラベルも豪華版になっていれば、焼酎自体もえらくまろやかで芳醇。１ランク上の味わいに仕上がりだ。美味い！ノーマルの島美人も美味いけど、この甕長期熟成のまろやかさは格別。思いっきり惚れました。

古酒　鼻つまみ焼酎　／３２度／霧島町蒸留所

５年ぶりに発売された伝説の「鼻つまみ焼酎」をうっかり買い忘れショックだっただけに嬉しいご対面だ。
昔々のようなこれぞ芋！という強烈な香りがするそうだ。最近の軟弱な芋にあきた方にお奨めというから楽しみ！さて、どのくらい芋臭いのか・・・？
おぉ〜なるほど。宣伝文句では「当蔵焼酎の中でも「香り」が強烈な芋焼酎です。ふつうの芋焼酎では物足りなくなった方も、こんなクサい芋焼酎があったのか、と驚かれるかもしれません。」とかなりドキドキさせましたが、確かに芋がガツンとくるが、決して臭くない。美味い。フルーティーな紅芋系もいいが、やはりこれだよね。喉を通ったあと、腹がかぁーと熱くなる感じが実にいい。
前回と同様タンク１本分（一升瓶換算3,000本）のみの発売というのが寂しい。また出会えるのは５年後だろうか？もう少し短いスパンで味わいたい刺激だ。

五大王　／２５度／すき酒造

すき酒造の「五大王」。おぉ〜何か尊厳ある名ですなぁ〜。それも納得、この「五大王」はその名の通り5種類の芋焼酎をブレンドして誕生！
　　・黄金千貫と黒麹
　　・黄金千貫と白麹
　　・黄金千貫とゴールド麹
　　・紅紫芋と白麹・紅紫芋と黒麹
黒麹のキレ、白麹のまろやかさ、ゴールド麹の濃厚なうまみ、紅紫芋特有のフルーティな甘味、 通常は混ぜ合わせるこのない、と〜っても贅沢で他に類を見ない芋焼酎！とのこと。
なるほど、癖がなくホント飲み易い。５種のブレンドによリひと言で言えば、丸みが出ている。でも、もう少しパンチというか？個性が欲しいのも本音かな？個人的には、美味いんだけどあまり印象に残らない１本って感じになってしまうかも・・・。

そげんわけもん　／２５度／すき酒造

すき酒造の超早出し蒸留したて芋焼酎「そげんわけもん」！4000本限定という蒸留仕立て、しかも無濾過。
うん？その名の通り、ひと口目でかなり若い焼酎だというのがわかる・・・「そげんわけもん」は蔵のある小林地方の方言で、「そげん」は「そんなに、特別に」という意味で、「わけもん」は「若い、若者」といった意味だそうだ。
う〜ん、しかしパンチのない焼酎だなぁ〜？出来上がった原酒を、熟成（半年〜1年）を待たず３週間程の蒸留したてで出荷した焼酎だが、まろやかと言えばそうだし、フルーティーといえばそうだが、繰り返すがどうもあっさりし過ぎてる？ロックで飲んでもあっさりしているような？