Enjoy Camp Life39 その3!!

2008年4月 青川峡キャンピングパーク(三重県)
(「その手は桑名の焼き蛤!」で有名な桑名散策へ!)

汗びっしょりで撤収作業続けるパパをを尻目に、サイトに戻って来たキッズたちはバトミントンに挑戦。フリーサイトの方々は皆早めに帰られたので(というよりは我が家はいつもチェックアウトぎりぎり)、広〜いフリーサイトで思う存分バトミントンの練習だ。良太兄ちゃんに教わり、何とか見れるまでにはきたけど、ラリーとまではいかない。でも必至にがんばる菜優真優ちゃん。

場内は一方通行でぐるっとまわれるようになっており、その内側がフリーサイト、外側がプライベートサイトになっている。プライベートサイトは回りを植木で囲まれているので、プライベート感重視のキャンパーには非常に良いだろう。スクリーンタープを後ろ向きにしてテントとL型で設営しても、真ん中に食事や焚火に十分なスペースを確保することができる。プライベートサイトの裏下には公園につながるローラー滑り台がすぐ目の前にある。但し、そのままは行けない。炊事棟裏から公園専用のゲートがあって、出入りには暗証番号の入力が必要になる。部外者は入れないだろうから、ここにゲート&暗証番号って必要なのだろうか?やや疑問?

遅くなったが、ゴミの分別もしっかりとしている。炊事棟にはゴミステーションがあるので有り難い。これだと洗いものの後に簡単に生ゴミ捨てられるので、洗い場を綺麗に使える。今回は無料の家族写真撮影のサービスや大学の先生によるつかまえたマスの解剖勉強会などが開催されてイベントごとにも事欠かない。家族写真はうっかり行くの忘れてしまい、解剖勉強は買い出しのため参加できなく非常に残念だった。とりあえず2日間場内で十分楽しめるよう、いろいろ企画されているので特にファミリーキャンパーには有り難い。スタッフの数も多いし、サービスも行き届いているし、トイレも炊事棟はじめ場内どこも綺麗・・・流石人気の高規格キャンプ場だ。とりあえず野営を十分楽しんでキャンプ場を後にすることに。目指すは三重県の入り口、江戸時代、東海道五十三次の42番目の宿場としても栄えた城下町「桑名」だ。

桑名宿は、お伊勢参り(伊勢神宮参り)の玄関口とも言え、伊勢神宮遙拝用の一の鳥居があるところだ。自分的には東海道五十三次は単純に陸路と思い込んでいたが、熱田宮宿(名古屋市熱田区の熱田神宮の門前宿)との間は約7里(28km)の海路を通っていたとのことだ。この距離から宮宿と桑名宿間の渡し船を「七里の渡し」と読んでいたらしく、ここがその「七里の渡し跡」だ。その渡し口に立つ「蟠龍櫓」は、東海道を行き交う人々が必ず目にする桑名のシンボルだったとのこと。有名な歌川広重の有名な浮世絵「東海道五十三次」でも桑名の象徴として描かれています。まさしく海上の名城と全国に名を轟かせていたのでしょう。無料開放されているので自由に見学できます。菜優真優ちゃんたちはそんな蟠龍櫓には目も向けず、一生懸命四葉のクローバー探し・・・。

渡し口は揖斐川と長良川が丁度合流する河口地点にあるため、すごく幅広〜くまるで海のようで開放感抜群だ。七里の渡し跡に残る鳥居は、伊勢の国のはじめの地にふさわしい鳥居を!ということで当時としてはかなり立派なものだったとか?明治以降は神宮式年遷宮のたびに宇治橋外側の鳥居を削って建て直されているのだそうです。

あまり知られていないかもしれませんが、桑名宿は、東海道五十三の宿場の中で熱田宮宿に次ぐ2番目の旅籠数をほこっていたそうで、堺、博多、大湊とならぶ日本屈指の貿易港だったとのことです。今ではちょっと寂れてしまっている感じがしてしまいますが、当時はすごく賑わっていたんでしょうねぇ〜。また、面白いものでここ桑名が関西弁エリアの東端なんだそうです。確かに木曽三川を渡った愛知県に入ると皆さんご存知名古屋弁ですよね。一歩桑名に入ると関西弁で、三重県はモロに関西弁エリアになりますもんねぇ〜。この木曽三川で文化がわかれたんですね。

確かに文化をわけるだけのことはある。それほど木曽三川は立派な川だ。特に河口付近ということもあるのだろうが、七里の渡し口から揖斐川眺めると何か落ち着く。対岸はスパリゾートで有名な長島で、揖斐川(長良川はここで揖斐川と合流)と木曽川の間の中洲状態になっている。よって、対岸の長島の先にはすぐにこれまた広い川幅をほこる木曽川が現れる。昔は確かにこの三川渡るのはたいへんだったことであろう。続いて、桑名散策へ。歩いてすぐ桑名宗社の「春日神社の青銅鳥居」に到着。青銅の鳥居って珍しいですね。実は「東の川口、西の桑名」と呼ばれるほど、桑名は鋳物業でも有名なそうなんです。知りませんでした。桑名鋳物を代表する文化財なんだそうです。

続いて面白いのが「歴史を語る公園」。実はたいへん細長い公園なんだけど、簡単に言えば京都の三条大橋から江戸の日本橋まで東海道五十三次をかなりミニチュアサイズで再現している公園なんです。なるほど、だから途中でかなり小さい富士山が出て来たんだ。早速キッズたち飛び乗って大はしゃぎ。今回は逆走し日本橋でゴール!そして桑名城址の「九華公園」へ。当時は街道の名城とうたわれた桑名城・・・いまは石垣を残すのみ。花の美しい憩いの公園となっています。

公園の入り口には、もちろん徳川四天王と言われた「本多忠勝」の銅像が威風堂々立っています。関ヶ原の合戦の後に初代桑名藩主として桑名入りした本多忠勝によって、桑名は大きく変貌したとのことだ。それにしても勇ましい銅像だ。散策に疲れて来た・・・こうなるとランチタイムだ。桑名と言えば皆さんご存じ「その手は桑名の焼き蛤〜!」。1度は耳にしたことあるであろう全国的に有名なだじゃれ?正確には地口というらしい。「その手にはひっかからない」という意味で「その手は喰わない」と「桑名の名物の焼き蛤」をかけた言葉遊びだ。有名な「東海道中膝栗毛」でも主人公のヤジさん、キタさんが到着早々、桑名の名物として焼き蛤を楽しむ様が描かれている事は有名だ。それほどの名物の「桑名の蛤」!食べずして帰れるはずがない。
七里の渡し跡近くに、料亭がいくつかならんでいるが、蛤料理を出す店はどこもたいへん高い!地の蛤は超高級品なのだ。まさしく庶民の味ではなくなっている。14時近くと少し中途半端な時間だったためにどの料亭も駄目。それにしても蛤しゃぶしゃぶで1人7000円からとかすごい高級設定になっている。結局桑名駅まで戻って人気の「はまぐり食道」へ。食堂でなくて食道ってところが面白い。ここは人気の蛤を良心価格で食べさせてくれる人気店らしい。まぁ〜おそらく桑名の店で高級、大衆関係なく地元の蛤を出す店なんて個人的な考えだがほとんどないだろう。それならば良心的な店が良い。パパママは迷わず「蛤セット」。これは名物の焼き蛤に、蛤の吸い物、蛤フライそして時雨蛤の茶漬けのセットだ。菜優真優は時雨蛤茶漬け定食(焼き蛤付き)、良太くんは鰻丼を注文。

まずは、「その手は桑名の焼き蛤」と駄洒落にまでなった焼き蛤を頂きま〜す。料亭だと焼き蛤が5〜6個出てくるのだろうが、安価なセットだけに(それでも1620円だから決して安くはないね)2個しかついてこない。アツアツの蛤をぱっくりと開けるとこれがホント美味そうだ。身も上手いんだけど〜この汁がたまんない!美味ぇ〜!!みんな流石に焼き蛤口にした時しばし沈黙。それほど深い味わいにしばし酔いしれているのだ。更に蛤のフライもいける。中々食べないもんねぇ。美味い!

そして、焼き蛤とならぶ桑名名物の「しぐれ蛤」。時雨蛤が入ったご飯をまずはそのまま頂く。あれっ蛤のしぐれって意外に美味いんだ。あまり食べた記憶がなかったもので再認識。そして半分くらい食べたらお茶をかけてお茶漬けで頂きます。このしぐれ茶漬けもまた桑名名物なのだ。実は、このしぐれ茶漬けが滅茶苦茶美味い!おいおい大発見。ホント美味い。しぐれから実に良いダシと色がでて、まるでおダシをかけたようになる。いやぁ〜これぞ深い味。桑名まで来た甲斐があったものだ。菜優真優ちゃんたちも大興奮。ファミリーそろってご機嫌のランチとなりました。

ちょっと物足りないかなぁ〜?と思った蛤ランチも意外にボリュームあって大満足でしたが、ママより桑名名物の銘菓も欲しい・・・とリクエストあり。実は、江戸時代の桑名宿を往来する旅人たちから絶大なる人気を博していた銘菓が「安永餅」だ。安永餅はつぶ餡の入った細長く平らな焼餅で、手に持つとぺたっと頭を足れてしまうほど柔らかい。なのに軽く焼き上げられていて香ばしいからすごく美味い。1634年創業の「永餅屋老舗」にて10本購入。帰路の車中であっという間に完食。大人気!なるほど流石銘菓だ。歴史ある町を訪れると、いろいろなものに出会えて楽しい。名古屋からすぐの桑名も近いようで中々来る機会がなかったため楽しかった。帰路はちょっと渋滞にあいましたが、約1時間ちょっとで帰宅。やはり近場でのキャンプはゆとりがあって楽で良い。来週はいよいよGW本番の後半だ。再びキャンプへ出発だ。実は何となく予約したままキャンセルできず・・・我が家にとってはたいへん珍しい2週連続キャンプとなってしまった。う〜ん、ものすごい渋滞が予想されている。アウトドア楽しめる体力が残っているだろうか?・・・やや心配。


青川峡キャンピングパーク http://www.aogawa.jp/top.htm

プライベートサイト \4200+大人\1050x2人+子供¥525x3=¥7875/日 サイト 芝(砂多し) 

愛知と三重の県境の木曽三川を渡ったいなべ市にあるため、名古屋より一般道走っても1時間ちょっととたいへん近場の高規格キャンプ場だ。桑名ICや関ヶ原ICからでも早い。まだオープンして5周年を迎えたばかりだが、東海エリア屈指の人気キャンプ場として認知されている。週末の予約はかなりとりにくいようだ。キャンプ場近づくと標識が目立つように出ているので迷う心配はない。入場ゲートで駐車チケットをもらい、管理棟でチェックしてもらうシステムだ。必ずチェックしてもらわないと出庫できないので注意したい。場内はまさしくゴミ1つ落ちていない程、素晴らしく綺麗なキャンプ場だ。個人的には少々綺麗過ぎるような気もするが・・・。受付時に丁寧な説明頂ける上に、説明ファイルを手渡してくれるので有り難い。スタッフの数も多いし、対応も丁寧ですごく好感がもてる。管理棟も充実していて、売店にはコールマン、スノーピーク、ユニフレーム等メーカー別にコーナーがつくられていて、まるでショップにいるようでキャンプ道具のほとんどが入手可能だ。その上、レンタル品も充実しており有り難い。お風呂も管理棟にあり無料で入れる。通常は17〜20時30分受付だ。受付で入場制限しており、番号呼ばれたらロッカーキーをもらって入浴するシステムだ。多少待ち時間が発生するかもしれないが、その分芋洗い状態はさけられるので嬉しい。週末はモーニングサービスがあり\350で朝食を頂ける。青川ラーメンも夜販売されるので面白い。炊事棟は流しの数は多いのだが、サイトによっては結構距離があって面倒なこともあり得る。ゴミステーションもあるのでたいへん綺麗に管理されており、気持ちよく利用できる。有料だが給湯もある。トイレは今や高規格キャンプ場としては当たり前とでも言えるのか、便座ヒーター&ウォシュレット付きの洋式水洗だ。綺麗で申し分ない。尚かつトイレはお湯が出るので、洗いものの後のベタつく手を洗うには最高だ。イベントもいろいろ企画されており、ファミリーキャンパーには申し分ない。それでなくてもローラー滑り台やターザンロープのある公園だけでもキッズたちには十分なレベルだ。更に青川や場内のじゃぶじゃぶ池や小川などでの水遊びも夏場は人気だろう。買い出しは車で10分程度走れば大型スーパーがあるので便利だ。今回プライベートサイトで野営したが、安価で開放感あるフリーサイトの方がお勧めだ。また水辺サイトは直火OKということが売りのようだ。電源やプライベート感重視するのであればプライベートサイト、そうでなければ開放感か直火か?で選ぶのも良いかもしれない。とりあえず高規格キャンプ場なのでキャンプデビューには申し分ない。お勧めだ。チェックイン14:00チェックアウト12:00。
満足度★★★★

桑名市観光ガイド http://kanko.city.kuwana.mie.jp/


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