Enjoy Camp Life97!!

2014年5月 ふもとっぱら(静岡県)
(今年のGWは世界遺産・富士山へ!キャンプ&温泉宿2泊3日ファミリー旅行!)

2014年のGWいよいよスタート!ところが、今年の暦はイマイチ?後半に行楽集中してしまい全国の高速道路は大渋滞必須という感じだが仕方ない・・・覚悟の上だ。我が家的には色々悩んだ結果、昨年世界遺産となった富士山旅行に決定。ご存じの通り名古屋から静岡目指すには渋滞名所の三ヶ日JCTを通過しなくてはならない。渋滞予測も早朝から深夜まで約35km程とうんざりするレベル・・・。前日に端午の節句を祝うために兜をセットし、菖蒲湯で身を清めて、いざっ早朝5時半に出発し、悩んだ末に、東名高速ではなく中央道で山梨経由で目指すことに。

これが功を奏し、渋滞なしで一気に山梨へ。甲府南ICから山越えして富士山を目指す。嬉しいことに9時半頃には最初の目的地となる「鳴沢氷穴」へ到着。GWとは言え、午前中はまだ駐車場も余裕。1100年以上前に、富士山の噴火により流れ出た溶岩が徐々に冷えて収縮する際に、内部のガスが噴出して後に残った空洞が鳴沢氷穴だ。早速、階段降りて地下世界へGoだ。

おぉ〜ちょっと下がっただけで寒い〜。入口にあった洞穴内0℃の看板は嘘じゃなかったんだぁ〜。総延長153mのコースを急階段で地下21mの深さまで降りて行く・・・うわぁ〜噂通りの急な階段、下も凍っているところがあって滑りそうで怖い。奥に進んで行くとドンドン穴自体も狭くなってきた。もう立ってられない高さ・・・この1番狭いところが「溶岩トンネル」だ。溶岩に飲み込まれた大木が消失し、冷えた溶岩だけが固まってトンネル状の空洞になったものとのこと。

しかし、狭いなぁ〜っともう疲れ気味のパパがぶつぶつと煩い。でも流石に高さは90cmちょっとと確かに狭過ぎ。くぐり抜けた先にはこの氷穴の最も下にある「地獄穴」。真っ暗に口を開けた穴は不気味?それもそのはず、落ちたら2度と戻ってこられないといわれる底なし穴だ。一説には、あの神奈川県の湘南の江ノ島に通じているとの伝説が残っている。まさか江ノ島まで〜?何十km離れていると思ってるんだ?でも、今に至ってもどこまで続いているか?判明していないなんて不思議なものだ。

帰路につくとすぐに「氷の壁」に到着。かつて氷を貯蔵されていた様子が再現されている。おぉ〜まさに天然の冷蔵庫だ。その先には出てきましたここ氷穴の顔ともいえる「氷柱」だ。天井から落ちてきた水滴が凍り、見事な氷の柱を形成。何本も並び立つ氷柱の姿はホント神秘的で美しい。ちなみに氷柱は4〜7月頃まで大きくなり、9月いっぱいくらいまで見れるとのことだ。最後に急階段あがってようやく陽の光が見えて来た・・・暖かい。

続いては、車で約5分の距離の「富岳風穴」へ。氷穴と風穴って何が違うんだ?どちらも溶岩によってできたのだが、縦穴の氷穴は上記した通り溶岩が冷え固まる際に、ガスが噴出して空洞になったもの。反して風穴は、流れ続ける溶岩の外部だけがドンドン固まっていてトンネル状の空洞となったものだ。だから風穴は横穴洞窟なのだ。入口前にはガス孔の跡や溶岩棚などがある。

横穴式洞窟とは言え最初は急階段。降りると一気に冷蔵庫の中だ。だって入口の下に未だ雪が残っているもんね。おぉ〜寒い〜。更に続く急階段の先に、いきなり「氷柱」登場。これはホント立派な氷柱だ。もちろん、大きな氷ブロックは昔の貯蔵を再現しているものだ。この下は万年氷の氷の池になっているんだって。1年を通して寒いってことだよねぇ〜まさに冷凍庫だ。
氷穴と違って、背も高いしアップダウンも全然ないのでこちらは楽でいい。途中には溶岩棚やまるで配水管?と思わせる「ロール状溶岩」などが見られる。これは洞窟内の溶岩が冷え固まった後、更に奥から溶岩が流れ出てきて洞窟の両側に丸く盛り上がって固まったものとのことだ。その形が大蛇に似ていることから蛇石とも呼ばれているらしい。その先には、蚕、繭玉や種の貯蔵庫。へぇ〜まさに実用していたんだね。でも繭玉気持ち悪い〜と菜優真優ちゃん。

1番奥はヒカリゴケの群生地だ。本来であれば光が全く届かない最奥なのに、薄緑色の夜光塗料ぬったような光る岩がある。これがヒカリゴケだ。ヒカリゴケの正式名称が珪酸華って知ってました?えらく堅い名だなぁ〜。更にその横には「溶岩池」。溶岩が池のようにたまっていたところで、溶岩が次々と押し寄せては固まっていったようだ。だから表面がやや波打っている。ツララを見つけては大騒ぎ、残雪見つけても大騒ぎとプチ地底探検を楽しんだ菜優真優ちゃんでした。

上がってくると暖かい〜。青木ヶ原樹海は溶岩の上にできた森だ。土はほとんどないんだよねぇ〜。だから土中から水を摂れないため溶岩に覆う苔から水分摂っているんだって。又、地中に根をはれないため、高くなれずどの樹も高さ約20mに揃っているので上空から見ると緑の海に見えるから樹海と命名されたらしい。奇形な姿をしている樹が多いのもこのせいなんだね。ここで思わずゲットしてしまったのが「富士山サイダー」!名水「富士山万年水」を使用したご当地サイダーだが、なんだろうこの爽やかさ!美味い!
車で約10分移動して西湖の畔の「西湖コウモリ穴」へ。おいおい又洞窟?今日は地底人なみに潜りっぱなしだ。富士山麓の溶岩洞窟の中では上の鳴沢氷穴と富岳風穴が有名だが、ここコウモリ穴はそれらより大きい最大規模で総延長350m以上もあるとのこと。更に洞窟奥はコウモリの保護区になっているらしい。さて、コウモリちゃんに逢えるかなぁ〜?っと菜優真優ちゃん意気揚々と洞窟の中へ。ちなみにここはヘルメット着用必須。えっそんなにハードなの?
いざっ入ってみると空洞内は広い。ヘルメットなんていらないじゃんっと言いながら、まずは「巨人の足跡状広場」へ。天井から垂れ下がって落下した溶岩塊が、向かってくれる溶岩の流れを遮ったためにこのスペースがキープされたようだ。岩の上には止められた流れの渦が残っているとのこと。その渦が巨人の足跡?それともこの岩が巨人の足に見える?いやっ、上から眺めると岩の窪みが足跡っぽく見えるからかな?う〜ん、良くわからんが3番目のような?とりあえず、こんな大きな溶岩塊が降ってくるなんてすごい迫力だったんでしょうねぇ〜。全体がオレンジ色に燃え上がっていたら・・・おぉ〜恐ろしい。富士山怖し!


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