Enjoy My Camp Life22その2!!

2005年9月 雲仙オートキャンプ場(長崎県)
(イルカウォッチングに雲仙地獄めぐり!)

やはり2泊できるとのんびりできますねぇ〜。いつもならば朝食後すぐに後片付けに取りかかりますが、今日はみんなでリラックスです。遊具やフライディスクなどで他のサイトのお友達と朝からひと汗かいてご機嫌なキッズたちです。このキャンプ場にはいつも2匹のわんちゃんがご挨拶にやってきます。どうもノラ?なのか近所の飼い犬なのか?とりあえず各サイトを覗きに来ます。もちろん我が家の菜優&真優ちゃんたちは大歓迎!ものすごく大人しくて人なつっこくて可愛い犬たちです。喉乾いてそうだったのでお水をあげています。

我が家のサイトの眼の前の炊事場の裏にはここのアイドル?あらいぐまのラスカル君がいます。この子もすごく人なつっこくて可愛いくて当然ですが菜優&真優ちゃんに大人気!本当はいけないのかな?葡萄などの果物あげると大喜び!両手をだして「くれぇ〜くれぇ〜」と呼ぶので可愛くて可愛くて・・・檻から出してやれれば良いのですが、ホント愛嬌のあるラスカル君、ファミリーキャンパーには大人気間違いなしです。10時過ぎにキャンプ場を出発して、約40分島原半島最南端の口之津港へ。いよいよ皆が楽しみにしていたイルカウォッチングです。予約制ということでしたが、ある程度人数がそろうの待ってからスタート!大人\2500子供\1500。

小型船は有明海上を曝走していきます。すごいスピード!そして波しぶき!有明海の入り口の島原湾は、長崎県の島原半島と熊本県の天草諸島に挟まれた狭い湾です。その一帯が野生のバンドウイルカたちの生息地となっておりたいへん珍しいとのことです。港を出て約15分、エンジンの音が静かになると「うわぁ〜いたぁっ!」と大きな声が・・・皆が指差す先には真っ黒な物体がぴょんぴょん踊るように泳いでいる。間違いなく待ち望んだイルカたちだぁ〜!大人の自分もこの出会いはちょっと感動!国内でこんなに間近に野生のイルカたちを見られるとは知りませんでした。真優ちゃんも「あ〜!あ〜!」と指差して大興奮。でも出てきては消えて・・・気まぐれなイルカたちについていけず戸惑う真優ちゃん。

写真ではわからないだろうが、実際のこの光景はすごいです。何がすごいって島原、天草両岸から多くの船がイルカの群れを見るためにこのエリアに集中してきます。その数約10隻ほど。半径50mくらいの中に小型船が10隻くらい入り乱れる超過密状態。イルカの群が見つかると、われ先に!とばかりに各船が追いかける。海上は各船長の腕自慢のようなすごい競争状態になっており、ものすごい急ターンで(船があんなに急ターンできるのって?くらいのすごいもの)客を驚かせている荒い船長もおりハズレ船に乗るとグロッキー状態間違いなしだ。

そんな人間たちのことなどおかまいなしに優雅に泳ぐバンドウイルカたちはホント可愛かった。はっきりとはわからないが、何組かの群れがあるようだ。ここ一帯には約300頭以上の野生イルカたちが元気良く生息しているとのことだ。壮観です。とにかく潜ったり浮かんだり動きが早いのと、、そして船が止まったり徐行したりで結構なうねり・・・素人カメラマンにはシャッターチャンスが難しい。でも元気良く水上に飛び跳ねたり、顔を出してくれたりすると無性に嬉しい。

真優ちゃんもようやくイルカたちの動きに慣れてきて、ずーっと追いかける。かなり嬉しかったようで大興奮状態だ。良かったね。ちなみに良太くんは船の最先端部でイルカ探しに大健闘!写真に写ろうとかなんてまるでなく、もうイルカイルカで大騒ぎだ。菜優ちゃんも眼キラキラですごいはしゃぎようであったが、肝腎のママがグロッキー・・・実は1番楽しみにしてたのに。とりあえず九州でしかできない貴重な体験でした。トータル時間約1時間ちょっとで戻ってきました。また来たいねぇ〜。続いて対岸の天草の眺望を楽しみながら有明海沿いを北上し、道の駅「みずなし本陣ふかえ」へ。ここはあの雲仙普賢岳の被災地後に建てられた国内最大級の道の駅で、最も被害の大きかったあの水無川のすぐ脇にある。ここには土石流被災家屋保存公園があって、平成2年の噴火による被災地がそのまま保存されいる。

あまりの光景にちょっと絶句。土石流にほとんど飲み込まれた家屋は被災の恐ろしさを十ニ分に伝えている。異様な雰囲気に何も知らない菜優ちゃんまで「恐〜い恐〜い」とつぶやき始める。他にも普賢岳の噴火の映像にあわせてシートが動くシアターなどもあるので必見だ。水無川周辺のものすごい砂防ダムの連続も圧巻。いかに普賢岳の爆発がすごいものだったのか?この地を訪れなければ知る由もない。何せ近辺一帯は全て新たに区画整備され全て新築。街自体が全て新しくなり、過去のものは全て土石流に埋め尽くされてしまったのだ。ホント噴火ってすごいねぇ。とりあえずこの道の駅でランチタイム。今日も暑い。ぴったりなのが島原名物のそうめんだ。島原は名水も有名でそうめんは格別だ。美味かった!

この道の駅には普賢岳の展望所もある!前方の雲に消えている部分が雲仙普賢岳の平成新山である。その姿は残念ながら雲に隠れているがその風貌は恐ろしいほどの迫力で、溶岩ドームが成長したそのものである。こんなにも離れているのにこれだけの被害を与えた噴火と言う自然災害の恐ろしさをホント教えられた。ホント恐ろしいものだ。最後に長崎を代表する観光地「雲仙地獄」へ。とりあえずものすごい硫黄臭である。こりゃすごいやぁ。雲仙はたいへん歴史があり、シーボルト氏が著書「日本」で紹介したことは有名だが、香港、上海等からの英人の避暑客が多く来訪されていたとのことだ。もちろんそれ以降国内外の多くの著名人が来山されている。我が国最初の県立公園に指定されたり、ゴルフ場やテニス場なども早期に設立され明治〜大正には最先端の避暑地だったようだ。
雲仙地獄はキリシタン殉教の舞台となったところとしても知られているが、 大叫喚、お糸、清七など30あまりの地獄があり、噴気孔から真っ白い水蒸気がもくもくと噴き上がっていてそれは独特な風景だ。遊歩道は綺麗に整備されており小さな子でも問題ない。それにしても臭いもそうだが、噴気がすごくて暑〜い!早速名物の温泉玉子をゲット。地獄に来たらまずはこれでしょ。でも玉子が熱くて触れない。もう少し冷ましてから食べよう。
真優ちゃんも一生懸命歩きます。写真では薄くなっていますが実際には噴気で真っ白の中です。がんばれ真優ちゃん!途中有名な「真知子岩」(中写真)があります。雲仙は人気映画の「君の名は」のロケ地としても有名で、ヒロイン真知子役の岸惠子が手を付いた岩「真知子岩」が今に残ります。1番奥で高い大叫喚地獄からの眺望は素晴らしいです。良太くんは何故かウキウキ。とにかく飛び跳ねて嬉しさ表現してます。
この雲仙地獄の眺望楽しみながら先ほど購入した温泉玉子を頂きます!でもまだ熱い。みんなでフーフーと冷まします。う〜ん、何故か温泉玉子って美味しいですね。自宅で食べたらなんてことないのに何故かなぁ?みんなモリモリ食べておかわりだって・・・。殻をちゃんとビニル袋に入れて持ち帰り。玉子好きのパパ曰く、やはり全国一は箱根の黒玉子かな〜だって。確かにあれも美味い。
独特な雰囲気が気にいったのか?菜優&真優ちゃんはご機嫌です。走っていくので転びそうでひやひやしましたが、案外バランス良いようで無事クリア!急げば30分くらいで廻れる雲仙地獄ですが、近くに来たらやはり必見です。観光客も多いです。雲仙温泉は有名な温泉ホテルが立ち並び、九州内では高級リゾートとされています。確かに人気のホテルはこの地獄に隣接しており客室から眺望できるし、各お風呂も直接ひいていてどこも良いお湯とのことです。但し、自分も含めておじさん連中には山を下った「小浜温泉」が人気です。ここも噴気立ち上がる人気の温泉街ですが、海の幸が美味しく何より安価です。その上、夕日が素晴らしく。海に沈む様を公共浴場「茜」から見るのは最高です。


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(翌日は島原散策!)

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