Enjoy Camp Life43!!

2008年9月 平湯キャンプ場(岐阜県)
(秋のアウトドアシーズンは人気の奥飛騨温泉郷・平湯温泉からスタート
!)


今年の夏休みはえらく仕事が忙しく休暇が全然とれず、ここ数年では初めてのキャンプゼロ夏休みとなってしまった。外遊びに出たくてかなりフラストレーションがたまる中、ようやく9月の連休で約2ヶ月ぶりのキャンプへ出発!いろいろとあって11時くらいにしか出発ができず、かなり遅めの出発となってしまったが、それでも久しぶりのキャンプに心躍る。途中マックのドライブスルーでランチを買い込み、今夏全線開通となったばかりの東海北陸道を快調に北上。5km前後の渋滞はあったものの順調に高山ICへ到着。それでも高山は遠い、すでに14時過ぎだ。高山市街で買い出しを済ませ、ここからは一般道をひたすら奥飛騨温泉郷目指して走る。急げぇ〜!!暗くなる前に設営を完了させたい。

高山ICから一般道を約1時間で奥飛騨温泉郷の入り口の平湯温泉へ到着する。途中、山深い街道沿いに鼻奥をくすぐる刺激臭が・・・何だぁ〜?車を急遽反転。この刺激臭はあの露店からだぁ〜。なるほど秋の味覚の王様「松茸」の香りだぁ〜。これが周辺を松茸の香りでいっぱいにさせている。たまらな〜い。高いから買わないぞ!と堅く決意した上で少し覗いて見ると、ここの松茸ホント美味そうだ。う〜ん確かに高いが、軟弱グルメ派はあっという間に撃沈。いろいろ悩んだ結果安いけど良さそうな松茸3本を購入。夕食が楽しみだ。良太くんは交渉して取り立てのりんごをおじちゃんからゲット。大喜びです。

乗鞍、上高地、穂高、白骨温泉などへの玄関口となる平湯温泉。安房トンネルを抜ければ松本までもあっという間だ。もちろん東海エリアの温泉の横綱とも言われる奥飛騨温泉郷の中でも人気の平湯温泉は、夏の奥飛騨観光の中心地で日本を代表する避暑地&温泉場だ。そんな平湯温泉の入り口に平湯キャンプ場は位置しており、当然ながら人気のキャンプ場となっている。国道158号沿いに管理棟があるのだが、平湯キャンプ場とではなく「平湯野営場」となっているので間違えないよう注意が必要だ。管理棟の奥には車乗り込み禁止のフリーサイトが続く。オートフリーサイトは、国道を渡った向かいの広大な敷地の中にある。受付で街で良く見る駐車カードをもらい、それでゲートを開閉するシステムだ。

広大なオートフリーサイトは白樺はじめ背の高い広葉樹林が続き、たいへんワイルド感あって良い感じだ。昼頃まで雨が降っていたようで、ものすごい湿気。元々うっそうとした原生林の中のキャンプ場だけに、夏は涼しく木漏れ日が心地よいのだが、その分雨上がりはカラッとはしない。中々良さそうなキャンプ場だと感心していたのも束の間・・・本日は9月最初の3連休、それも完全に出遅れての15時過ぎの到着。恐れていた通り超満員状態。250組を収容すると言われる広大なフリーサイトもいっぱいだ。まいったぁ〜。

何度も周回し、何ヶ所か設営ポイント発見。ワイルド感が売りのキャンプ場だけあって、スペース見つけても傾斜がきつかったり、木が邪魔だったり、駐車スペースがなかったりと中々思うようなところがない。それでもようやくここだぁ!というサイトを発見。やや傾斜があるものの、真っ平らなところは元々少ないためまずまずのサイトと言える。あぁ〜ひと安心。早速設営スタート。急ぐのにも理由がある。どうやら雲行きが怪しい・・・どうもどんよりとしてきて、今にも雨粒が落ちてきそうな雰囲気。ファミリー全員で急ピッチの設営だ。

今回は良太兄ちゃんも参加。さすがに良太くんがいると貴重な戦力だ(今回は珍しく率先して設営実施。えらいぞ!)。なんだかんだ小1時間で設営完了。標高1300m級の高地キャンプ場にも関わらず汗びっしょり。湿度がすご〜い。たまんない。いっぷくする余裕もなくキッズたちから遊びの催促。さぁ〜て何しようか?と言っていると・・・ポツポツと雨粒が。それからあっという間に俗にいうゲリラ豪雨級の大雨。うわぁ〜さすが山の天気だ。一瞬にしてバケツをひっくり返したような雨、まるで先日の東海豪雨なみだ。雨水がタープにたまって崩壊するサイトがいくつか見える。こりゃホントすごい雨だ。下はあっという間に川・・・いやっ池?

大慌てでキャンプグッズをスクリーンタープの中に片付け、もうバタバタ。仕方がないので夕食の準備スタート。雨脚は弱まるどころか強まるばかり。外はもう真っ暗。うぅ、その上〜寒い。運良く、遅めの出発だったので夕食は簡単なものでいこうと思っていたので助かった。ダッチオーブンで本格的につくろうと思うと、雨は天敵だ。今宵はアウトドアの定番中の定番メニューBBQだ。BBQは良太くんにまかせておけば良い。炭おこしはパパの仕事だが、そのあとの焼き係は完璧だ。焼き上がったものを上手にとりわけてくれる。

今宵は秋グルメ満載だ。まずはサツマイモ。そして秋と言えばキノコたちだ。マイタケ、エノキダケ、シメジと美味しい秋グルメたちを堪能。ホントは秋刀魚も欲しかったなぁ〜。9月中旬と言えども、さすがに平湯キャンプ場の夜は寒い。パパは半袖、短パンで問題ないが、これは超暑がりのパパだからであって、キッズたちは羽織る物が必要だ。こういう時はスクリーンタープをフルクローズにして、BBQテーブル雪峰苑で炭火料理は暖かくて最高だ。そして・・・ここでキング・オブ・秋グルメとも言える松茸ちゃんの登場だ。

あぁ〜1年ぶりの松茸ちゃん。久しぶりのご対面だ。しかし、ホント当たり前だが松茸は高いなぁ。この小さな松茸3本で3000円だもんね。その中ではかなり大きめのものをゲットできたけど、それにしても当然ながら高級食材だ。しかし九州で頂いたものなんかよりも、ずっしりと固くて美味そうだ。何より香りがホントたまらない。いやぁ〜ホント「香り松茸、味シメジ」とは良く言ったものだ。この香りだけでも1年に1度は必須だよね。今回は直炙り。アツアツの松茸ちゃんをちぎると、中はジューシー・・・この湯気と香りがたまらん。もちろん味も最高!ママもご機嫌!

飛騨牛や松阪牛よりも高いんだぞと話すと、良太くんはじめキッズたちは???「えぇ〜嘘〜松茸ってそんなに高いのぉ〜?」と真剣に不思議モード。更に、興味津々・・・おいおい、別に松茸に興味もって頂かなくても結構なんですが・・・ここで出た!「僕も食べた〜い!」「私も食べた〜い!」おいおい勘弁してよぉ〜。3本しかないんだよ。

激しいファミリー間のバトルの末、パパ何とか1本ゲット。良太くんと菜優ちゃんで1本。すでにママのお腹の中に1本。無事落ち着くところに落ち着いた。やれやれ。ところが、良太くん&菜優ちゃん、大きな口で頬張ると、「うぇ〜あんまり美味くない」と嫌々頬張っている。なんて贅沢な許せない!熱〜いホクホクの松茸を2つに裂いて、ジューシーな松茸をあつあつと頬張る。う〜ん、美味〜い!それにしても3本だとあっと言う間になくなっちゃうなぁ〜。やはり松茸ご飯、いやっ松茸すき焼きにすれば良かったかなぁ〜。それにしても流石秋グルメの王様だ。美味美味!満足じゃぁ〜。少なくとも香りだけは満腹。よかよか!

楽しい夕食終わるとみんなで片付けしてお風呂へ。ここ平湯キャンプ場には、入浴施設はないが平湯はもちろん温泉天国。歩いて約10分ちょっとの距離に人気温泉の「ひらゆの森」がある。歩ける距離だが、軟弱キャンパーの我が家は車で移動。約3分で到着。3連休とあっていつの時間も超満員。かなりの数が止まれる駐車場も満車状態。運良くスムーズに駐車確保できてラッキー。早速、人気の「ひらゆの森」へ。キャンプ場受付で2割引入浴券の販売があり大人400円/子供320円。最近割高感を感じる日帰り温泉にしては、規模もあわせてすごく割安だ。16の露天風呂があり、何より泉質が最高だ。この強い硫黄臭がたまらない。ホント良い温泉だ。大人気なのもうなづける。入浴後は、恒例のアイスタイム。あぁ〜さっぱりしました。入浴後も肌には硫黄臭が残る我が家好みの温泉でした。

温泉ってすごいですよねぇ〜身体ポカポカ。普通のお風呂とは不思議と違うんですよねぇ〜あぁ〜温まりました。ゲリラ豪雨も丁度上がってくれて、露天風呂も楽しめたのはラッキーでした。サイトに戻るともちろん焚火タイムです。9月中旬だとまだ暑くて焚火は末頃からが多いのですが、ここ平湯キャンプ場は焚火なしでは寒くてたまらないって感じです。焚火と缶酎ハイって良い相性。

焚火好きの我が家のキッズたちも、流石に今宵は疲れていてまずは末っ子真優ちゃんがフラフラ状態で最初にテントへ撃沈。続いて良太くんも後ろ髪ひかれながらも撃沈。寒さが我慢できずにテントへ逃げ込んだママ。3人とも楽しみにしていた焚火タイムを早々にリタイア。残る菜優ちゃんは、元気いっぱいだ。2人でいろいろ楽しい焚火トーク・・・。この時間の何気ない会話が良いんだよねぇ〜。そして22時半頃に菜優ちゃんも撃沈。あっという間に夢の中・・・。

翌朝は、晴れ間も覗く晴天に、しかし、前日の雨の影響もあってか湿度はすごい。この木陰の下ではテントらはびちょびちょで乾くまでにかなりの時間が必要のようだ。その上、樹々の葉からぴたぴたと水滴が未だ落ちてくる。天気予報は曇り時々晴れだ。雨さえなければ良しとしなくては。

寝坊すけキッズたちが起き出してきました。トップバッターはいつも末っ子真優ちゃん。目覚めの良さは抜群だ。続いて菜優姉ちゃん。タオルケット手にしてご機嫌で飛び出してきました。いつもラストは良太兄ちゃん。何やらTVアニメが見たいとかでママの携帯片手に出てきましたが、残念ながらここ平湯ではワンセグは当然ながら圏外。お疲れさまでした。寝起き早々に菜優ちゃんは、ダンスの練習。キャンプの朝はご機嫌ハイテンションです。


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