Enjoy Camp Life51 その3!!

2009年8月 奥飛騨温泉郷オートキャンプ場(岐阜県)
(河童橋めざして、上高地自然研究路をハイキング!)

ここで大正池というか上高地エリアの人気ものと言ってよいだろうマガモたち発見!これがすごく可愛い。上高地の野生動物たちは餌を与えてはいけない約束。それでもすごく慣れているのか?ちょっと見ているだけですぐに近づいてくるのだ。これには菜優真優ちゃん大興奮。「おいでぇ〜」と頭をなでてあげたくて仕方ない。当然そこまで慣れてはいませんので、タッチは無理ですが。

しかし、写真ではわからないだろうが、なんて澄んだ水なんだろうか?底が丸見えだ。もちろん深いところは見えないのだが、マゴモたちが必死に足漕ぎしている姿など、まるで宙に浮いているように見えるほどだ。大正池では手漕ぎボートにも乗れるのだが、キッズたちに発見されないように先を急ぐ。ボートを見つけられたら、いきなり乗りた〜いと大騒ぎになること必須だ。「お〜い、大正池はスタート地点だぞ〜!まだ先が長いんだぞ〜!」とキッズたちに呼びかけ、うまくスタートを切ることに成功。ひと安心。

観光ツアーの大集団も多いが、団体さんを上手くずらせばこの通り静かな自然研究路がずーっと続く。涼しいし、心地よい木陰、野鳥のさえずり等々ホント心地よい。そして所々に現れる美しい水にはただただ感動するだけだ。水の美しさに感動できるって最近中々なくなったような気がする。そしてたまに小川を流木を渡って進むなんていうプチワイルドなところもあり、キッズたちはご機嫌だ。

大正池のバス停のあるスタート地点が池の南端。そこから歩いて大正池の北側にやってきました。丁度ぐるっと池の半分まわってきたって感じです。ここからの雄大な焼岳の眺望が素晴らしい!!はずなんですが、残念ながら焼岳の頭にだけ重い雲がかかっている。う〜ん、全貌を望む訳にはいきませんでしたが、焼岳の迫力ある姿は感じることができました。それもそのはず、大正4年の大爆発で梓川を一瞬にせき止めこの大正池をつくり出した張本人が焼岳なのだ。

大量の土砂流により一瞬にして森を池の下に沈めたために、水没した木が枯れて幹だけ残ったものが幻想的な立ち枯れの木となって今に残っているのだ。未だに土砂の流出が続き、現在は当時の一割以下の規模となっているらしいのだが、いずれはこの幻想的な大正池もその姿を消してしまうとか・・・?そのために多くの方が砂防壁などをつくり必死に自然の力と闘って大正池を守っているのだそうだ。そんな大正池の歴史など存ぜぬという感じで、冷たい水にどれだけ手を漬けていられるか?の勝負をするキッズたち。「うわぁ〜冷たい!」とあっと言う間の決着。おいおい、少しはがんばれ!

再び自然研究路へ。少し進むと原生林の中いきなりぽっかり視界が開ける。田代湿原に到着だ。田代池は地下に湧泉がありどんなに寒い冬期でも凍らないのだそうだ。この田代湿原、イメージ通りいかにも湿原というところで、何となくハイカーたちの心を穏やかにさせてくれる場所だ。

上高地の自然研究路はアップダウンはないし、もちろん舗装されている訳ではないが、木道など綺麗に整備されているのでホント歩き易い。今回我が家は自分&キッズたち、クロックスで上高地に訪れたが夏はこれで十分なレベルだ。白樺あり原生林あり、ホント涼しくて心地よいし、癒しの世界だ!

途中自然研究路はここで二手にわかれて、我々は川コースを選択。梓川沿いを歩くコースだ。こちらの方が美しい梓川を眺めていけるので好きだ。途中、梓川の美しい流れを見ながら休憩タイム。う〜ん、エメラルドグルーンというのか?コバルトブルーと言えば良いのか?ホント輝くような青い梓川。次頁でその美しい姿を紹介するが、もうその青さにただ感動するのみだ。

その先でキッズたちが騒いでいる・・・何だぁ〜とキッズたちが指差す先を眺めると、あれっ猿だ!キッズたちも「パパ〜猿!猿がいるぅ〜!」と大興奮。良く見ると樹の上にもいるし、その先にもいる。どうも数頭の群れのようだ。今や全国の観光地で野生猿は見られるが、どれも凶暴でずる賢いので本音で可愛いとは言いがたいところがあるが、上高地の猿は人から餌を奪うという感性がないため、至って穏やか。やはりこういう付き合いが本当なのだろう。猿達も煩いなぁ〜と言いたげに静かに森の中に消えていきました。でも、しばし菜優真優ちゃんの興奮は治まらず。見れて良かったねぇ〜。ここでようやく田代橋に到着。大正池から約30分、ここから河童橋まであと20分程だ。田代橋渡って梓川左岸コースへ出ます。

少し進むと上高地温泉ホテルに到着。ここでは上高地温泉の足湯サービスがある。もちろん温泉好きのキッズたちは早速足湯へ。ところが熱い!涼しいとは言え8月の昼間にこの熱さはちょっとだろう?はっきり言って気が利かない。かなり我慢しながら無理やり足を浸けるという感じだ。それでも1度入れてしまえば熱いが気持ちよい。平湯BTを10時発のバスで出てきて10時半頃から散策スタートし、のんびりすでに11時過ぎ。丁度腹が減ってきたぁ〜。ランチはどうしよう?河童橋付近のホテルで洋風ランチにするか?山小屋で岩魚料理にでもするか?色々悩んだが、折角こんなに気持ちの良いところに来たのだ。ママの「お弁当買って外で食べようよ!気持ちいいよぉ〜」という意見に皆大賛成。上高地温泉ホテルの売店で美味しそうなお弁当を発見!即決定だ。

足湯でさっぱりしたところで、少し進むと有名な「ウェストン碑」へ到着。上高地を代表するスポットだ。日本のアルプスの名を世界に広め「近代登山の父」とも言われる宣教師のウォーリー・ウェストン氏の青銅のレリーフだ。未だに国内の登山家にとって聖地的な存在とのこと。狩猟や山岳信仰のためだけでなく「山に登ることを楽しむ!」ための登山を日本に広めた先駆者のウェストン氏。そのウェストンの登山案内人を務めたのが木こり又は猟師であった上条嘉門次氏。嘉門次のレリーフは明神池にあり、場所は違えども2人とも未だ登山者たちを見守っているのだ。毎年6月にウエストン祭が開催され多くの登山者で賑わうのだそうだ。我々もプチ登山者気分になってハイポーズ!
ウェストン碑を過ぎると河童橋まではラストスパートだ。梓川左岸の白樺林を抜け、いよいよあと1km。みんなで周りをキョロキョロ。実はどこかお弁当を頂くよいところはないか?と詮索中。研究路の途中、ベンチ等があって恰好のランチスポットいくつかあったのに・・・ここにきてどうも良いところが見つからない。どうしよう・・・?
そうこうしている間に、上高地のシンボル「河童橋」に到着しちゃいました。さてぇ〜どうするかぁ〜?と悩んでいるうちに、絶好の河童橋脇のベンチが空いて、無事ゲット成功。こりゃ好都合。最高の場所だ。陽があたってやや暑いが、それでも気温は20℃前後と超快適。最高のランチタイムです。

早速、美味しそうなお弁当を頂きまーす!菜優真優ちゃんはシンプルisベストでおにぎり。ママが古代米をつかったヘルシーな弁当「古紫姫」。紫の古代米のいなり寿司に笹寿司、そして筍、フキ、椎茸の煮物も美味!パパは長野県の新ブランド「信州サーモン」(虹鱒とブラウントラウトの掛け合わせ)をつかった押し寿司弁当の「いろは寿司」。信州サーモン&鱒の押し寿司のコラボは絶品。何によりママパパの弁当、ホント豪華です。こりゃ最高です。そして良太兄ちゃんが今や安曇野名物と言われている鱒の笹寿司。富山の鱒寿司は有名ですが、富山は海の鱒、こちらは川の鱒です。ひと切れづつ笹にくるまれているので食べ易く、雰囲気もGoodで「美味しい!美味しい!」と良太くんも大納得。

いやぁ〜弁当が美味しいことは間違いないのだが、この爽やかな風の中、河童橋、梓川、穂高連峰眺めながらのランチは不味いはずがない。弁当の味は環境にかなり左右されること再認識だ。ここで忘れてはならないのが上高地グルメだ。立派なホテルやロッジが数軒ならぶ中、当然レストランでは美味しいグルメが待っている。洒落たコース料理なども悪くないが、名物の岩魚や山菜も悪くない。そんな中、忘れてはならないのが、上高地コロッケと山賊バーガーだ。美味しいお弁当でお腹はかなり満足レベルなので、ボリューム満点の山賊バーガーは今回悲しいかな断念!だけど上高地コロッケははずせない。

「上高地コロッケは」TVや雑誌にも紹介され今や上高地の定番メニューになっているほどだ。信州牛とジャガイモのシンプルなコロッケだけど、シンプルなだけに味が出る。そしてそのボリュームや普通のコロッケの倍はある160g!ジャガイモがゴロゴロしている手作りコロッケはなるほど美味い!がっつりお腹いっぱいになる。ご当地茶の白川茶と一緒に思いっきり飛騨&信州モードだ。実は山賊バーガーと岩魚の塩焼きも食べたくて・・・でも我慢しとこう。いよいよ景勝地・上高地観光も折り返しだ。


[NEXT PAGE]
上高地散策まだまだ続きま〜す!穂高連峰の眺望、梓川の水・・・美しい!)

[BACK] [NEXT CAMP]

[TOP] [CAMP TOP]

ぼくんち旅日記へ!


My Famiry site
「ぼくんち」へ

inserted by FC2 system