Enjoy Camp Life70 その3!!

2011年9月 合掌の森 中尾キャンプ場(岐阜県)
(奥飛騨かくれ人気グルメ堪能!そしてコスモス園と鍾乳洞へ!)

キャンプ場を出てすぐ足湯を発見。「足洗いの湯」というらしい。ポツンとあるのでえらく寂しげな足湯だが、何となく立ち寄ることに。他にも2組先客がいるようなので期待して足を入れてみると・・・あれっ?ぬるい。色々な石でぐるっと1周できるようにレイアウトされた足湯だが、ポイント毎に深さや温度が違っていたりしている。でも、全体的にやはりぬるい。本来はここからの北アルプス・笠ヶ岳連峰の雄大な眺望が拝めるらしい。ところが本日は思いっきりガスがかかっていて残念、全然見えません。少し休んで新平湯温泉の「奈賀勢」へ。知る人ぞ知る奥飛騨の人気食事処だ。実はずーっと訪れたかったのだぁ〜っとパパご機嫌。
ここ奈賀勢のキラーグルメがてっちゃん鍋!ようは牛ホルモン鍋だ。これがホント美味いらしい。店内には壁一面にグルメ番組や芸能人、グルメレポーターの色紙や写真でいっぱいだ。菜優真優ちゃんたちもすぐに「まいうー」の石ちゃんの写真と色紙を発見し大喜び。菜優ちゃんはこれも自慢だという中華そば(醤油ラーメンですね、奥飛騨ラーメンとでもいえば良いのかな?)、真優ちゃんは何故かカレーライス、パパはもちろんてっちゃん鍋!更に女将の指示通りにうどんを追加。うぅ〜これが噂通りホント美味い!福岡在住時は当たり前のように食べていた美味しいモツ鍋・・・福岡のモツ鍋の〆はチャンポン麺って決まっていたものだ。うどんや中華麺ではイマイチなんだけど、でもここのモツとスープは実に美味いのでうどんでもOKだ!こりゃ、1人前では物足りん。2人前でもぺろっといけるのでは?次に奥飛騨訪れた際にも必ず立ち寄りたいと思わせる味だ。中華そばも美味しかったようだ。うん、お勧めだ。

あぁ〜てっちゃん美味かったぁ〜。濃厚な余韻を残しながら「ほおのき平コスモス園」へ。ほおのき平スキー場のゲレンデを利用し、4haの敷地に約800万本のコスモスが咲き乱れる奥飛騨の初秋の観光名所だ。我が家も3年前に1度訪れたことがあり2度目の再訪だ。ところが、今年は台風や大雨のせいなのか?コスモスはイマイチ?いやっイマニ?確かに3年前と比べるとかなり元気がない。それでも菜優真優ちゃんたちは「きれい〜!と」大喜び。

たまに我が娘たちは少々女性らしさに欠けるのでは?と心配してしまう父であるが、流石に綺麗な花々の前では乙女チックになってくれる愛娘たちを見てひと安心だ。とりあえず、初秋の風物詩ともいえるコスモス観賞できて満足。しかし、毎年言われているが今年も異常気象?ゲリラ豪雨に台風にコスモスたちもたまったものではないだろう。四季の風物詩も大変な時代になったものだ。ちなみに9月初旬に開催されるコスモス祭りは台風のせいで中止だったそうだ。残念。

今にも雨が降り出してきそうな雰囲気の中、コスモス園とお別れし「飛騨大鍾乳洞」へ。鍾乳洞としては日本一の標高900mなんだそうだ。それがどう凄いのか良くわかないが、とりあえず日本一なのは聞こえが良い。全長約800mの地底の旅へ出発だ。元気よく入口入っていくも、どうやら菜優ちゃんがビビりまくり?おいおい大丈夫か?

真夏でも平均気温12℃というから気持ち良い。まずは第一洞へ。第一洞の目玉は「竜宮の夜景」や「円空仏」だ。洞窟の中でも1番天井が高く美しいのが「竜宮の夜景」とのことだ。純白の鍾乳石は白いライトを使うと苔が繁殖してしまうため、あえて色つきのライトを使用しているのだそうだ。へぇ〜知りませんでした。

ここ飛騨大鍾乳洞はヘリタクトというねじれて垂れ下がる石が多いことで有名なのだそうだ。素人の自分たちには上から根っこが垂れ下がっているように見えるが、予想に反して学術的にも珍しいものらしい。そんな中、菜優ちゃんだけは真剣勝負?どうやらこの鍾乳洞の雰囲気にのまれてしまい「パパ、コウモリはいないよねぇ〜?怖〜い!」と1人真剣モードだ。こんなに神秘的で美しい世界なのに〜?

第2洞へ進むと道はより狭く細くなってきて、何となく冒険心がくすぐられる。ところがいきなり現れたのはウド畑!おいおい、こんな鍾乳洞の中でウドって育つの?まさしくモヤシっ子って感じ(いやっウドっ子ですかね?)で細々と育てられている。他にも見所が多く、「ナイアガラの滝」や高松宮殿下が命名した「王冠」などが列ぶ。

王冠に続き「大石柱」「大仏の耳」「多宝堂」など連続して登場してくる。もちろんパパは最初の元気はどこに行ってしまったのか?すでにヘトへト状態で大苦戦。涼しいことだけがすくいだ。というのも意外にコースの背が低く腰がきついのと、坂もダラダラ続き、更に急階段もあるというから日頃の運動不足をモロに露呈してしまったのだ(一般の方ならば問題ないレベルでしょうが、情けない限りです)。もちろん「履いているクロックスの裏がツルツルで滑りそうだったので疲れたんだ」と思いっきりバレバレの言い訳をしましたが・・・。
反して、調子の出てきた菜優真優ちゃんたちは上写真のように狭いコースをパパを無視してドンドン進んでいく。後から「お〜い待ってよぉ〜」と悲しいパパの声が響く。しかし、言い訳ではなくこういうコースはクロックスはホント歩きにくい。いやっこれホントです。でも、落ち着いて眺めて見ると、中々神秘的でたまには鍾乳洞散策も悪くないものだ。繰り返すが、何より気温が12℃前後と適温なので夏には嬉しい観光スポットと言えますね。キッズたちも意外とプチ冒険気分を味わえて楽しかったようだ。全長約800mのコースの最後には、なんと子宝祈願の福寿鐘がお出迎え。子宝祈願ということでご神体は男のシンボル!元気いっぱい巨大なシンボルがそそり立っている。当然ながらキッズたちから「ねぇ〜あれ何?」と質問攻め。おいおい、鍾乳洞の〆に男のシンボルって何か変じゃない?全然関係ないじゃん。子供も通るのだからもう少し気を使ってくれても良いのでは?

出口を出るとおいおい長〜い階段が延々と続く。それもホント長い階段・・・ゴールが全然見えない。う〜ん、鍾乳洞散策は意外に疲れるものだ。下まで戻ると高山市丹生川自慢の日本一の宿儺鍋が展示されている。直径6.1メートル 深さ1.7メートルもあるのだそうだ。なるほど日本一巨大な鍋でつくる「宿儺なべ」は11月の飛騨丹生川宿儺まつりで振る舞われるのだそうだ。おみやげ店物色しているといきなり激しい雨が・・・「おいおい、今回もまた雨かぁ〜!」と悲しいつぶやきが漏れる中、急ぎマイカーに乗り込み帰路へ。ちなみに鍾乳洞には隣接して発見者の故・大橋外吉氏の美術収集品の展示館もある。話を聞けばあぁ〜聞いたことある?と言われる方いると思うが、約100kgの金塊を盗まれてたことで有名になったところだ。犯人逮捕により翌年バーナーで無惨にも焼き切られた姿にはなったものの約70kgが戻り、今も展示されている。話のネタにでも見てみるのも面白いものだ。東海北陸道は激しい雨。えらく疲れるロングドライブにヘロヘロになりながらも無事帰宅。いやぁ〜疲れましたが、キャンプ中は雨もなく思う存分温泉でのんびりできたので満足な2日間でした。やはりキャンプ場に温泉あるといいですねぇ〜。更に真優ちゃんは鍾乳洞のおみやげ店で買ってもらったアメジストが綺麗でご満悦のようでした。やっぱ奥飛騨温泉郷いいわぁ〜。


合掌の森 中尾キャンプ場 http://www.gassho.autocamp.jp/
オートサイト(ACなし) \7000日(サイト料金5000円、大人1000円、子供2人1000円) サイト 砂利、土 
名古屋より名神高速〜東海北陸道を経由し、高山ICまで約2時間。高山から一般道を約1時間で到着だ。奥飛騨温泉郷の1番奥の新穂高温泉の大暖簾「ゆ」を右折すればそのまま突き当たりがキャンプ場入口となる。よって、看板等は多くないが迷うことはない。場内に入れば風向きにもよるが心地よい硫黄臭が漂ってくる。管理棟にはキャンパーの間では知られている有名な管理人さんが出迎えてくれる。自分は初対面でしたが悪い印象はありませんで色々お話させて頂きました。ちなみに管理棟には簡単な調味料など用意されているようですし、管理棟の裏には温泉を利用し温泉玉子がつくれるようになっていて、生卵も販売しています。作り方のレクチャーもしてもらえるのでぜひTRYしてみて下さい。車で5分程にJAスパーがあるので買い出しも問題なく便利だ。サイトは林間の栗&くるみサイトと開放感のある焼岳&笠ヶ岳サイトとがある。個人的には落ち着いた林間サイト側が好みだが、どこもサイトの形状、広さはかなり差があるので受付後に良く確認してから設営に入った方が良い。平均8x8mくらいで大型ヘキサ等の設営は苦慮するかもしれない。静かで硫黄臭もありオフシーズンには最高だ。朝にはクルミを持って走る野リスの姿をサイトから見られる程、たいへん良い雰囲気だ。温泉はシャンプー&リンスはもちろんのこと、石鹸の使用も駄目でシャワー施設はないので温泉に入るだけと制限が多い。洗髪などができないとちょっと?という方にはお奨めはできない。その点を差し引いてもこの野天風呂は文句なくいい。一見池のようだが、長湯もでき最高だ。但し、この混浴の野天風呂は外から丸見えとなる。もちろん女湯はあるので安心だが混浴風呂のわきを通過していかないと行けないので、多少男性陣の姿が眼に入ってしまうので女性はある程度覚悟しておきたいものだ。それでも混浴に躊躇なく入ってくる女性が多いので驚く程だ。逆に男性陣の方が戸惑っているように見える。夜は安全のため22時までしか入浴できないので注意が必要だ(朝はほぼフリー)。何よりも温泉は最高クラス、奥飛騨観光の拠点としても便利とくるので個人的にはたいへん気に入ったキャンプ場だ。但し標高が1200m級なので寒さ対策は忘れないで行きたいものだ。唯一の難点が料金が高いこと。ファミリーで訪れると結構な金額になるので泣き所とも言える。温泉入り放題を考慮すれば妥当かな?とも思いますが。水場、トイレともに古いが非常に綺麗に管理されていて、特にトイレの上には網が張ってあって虫の進入を防止してくれているのは非常に有り難い心遣いだ。但しトイレ棟の数が少ないのは少々きつい。この点はサイト選びで対応したいものだ。チェックイン13:00チェックアウト12:00。
満足度★★★★

奥飛騨温泉郷 http://www.okuhida.or.jp/
飛騨高山板蔵ラーメン http://www.itakuraramen.com/itakura.html
足洗いの湯(新穂高温泉観光協会) http://shinhotaka.com/sightseeing.html

奈賀勢 http://gourmet.walkerplus.com/159461000255/
飛騨乗鞍観光協会(丹生川コスモス園) http://www.hida-norikura.com/
飛騨大鍾乳洞 http://www.syonyudo.com/


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