Enjoy Camp Life79 その3!!

2012年8月 くるみ温泉キャンプ場(岐阜県)
(秘湯・濁河温泉へ!そして景勝地・浦島太郎伝説の寝覚めの床へ!)

焼うどんもトマトも美味いけど、今朝の朝食にはもう1つ美味しいものがある。往きの道の駅で購入してきた飛騨あさひ名産の「美女餅」だ。うるち米を棒状に練った自然食品で、焼いても煮てもOKとのこと。今宵は同じく道の駅でゲットしてきたくるみ粉をきな粉のかわりにまぶしてくるみ餅で頂く。これが意外や意外、美味い!このトッポギみたいな美女餅歯ごたえがいいし、何よりもくるみの甘味との相性も抜群!ファミリー全員大好評でした。もちろん、デザートの葡萄も!
朝食食べ終わる頃には、ピーカン状態。眩しい程の日射しが射し込み始めて木陰の下以外は一気に乾燥。まぁ〜チェックアウトは12時だ。気長に乾くのを待とう。菜優ちゃんは、昨日格闘した岩魚ちゃんをもう1度見たいということで、再び岩魚の生け簀へ。おぉ〜いるいる、立派な岩魚がいっぱい。ここに来たらぜひ、岩魚釣りかつかみどりにトライして欲しいものだ。
そして、しばしのんびりタイム。キッズたちは秋神川へ。一気に暖かくなってきたせいか?川から湯気が上がり菜優ちゃんと良太兄ちゃんがもやって霞む。そして、川の水に触れれば、あまりの冷たさにシャキっと眼が覚める。おいおい、良太兄ちゃん、バランス崩して危な〜い!大丈夫?でも、木陰に椅子を持ってきて、風に当たりながらのんびり川を眺める・・・実はこのキャンプ場の1番の売りかも?適温だし最高だ。いやぁ〜贅沢だよね。
そして、パパと菜優真優ちゃんはもう1度美味しい湧き水。湧き水という響きってホントいいですよね。美味くないはずがない。何よりこの冷たさが最高。湧き水を楽しんだ後は少し場内を散歩。そして忘れてはいけない愛犬たちの散歩はママと菜優真優ちゃんで出発。その間に、パパと良太兄ちゃんは着々と撤収作業。
ほとんどの撤収を終わらせた後、リビングシェルのみがまだ半乾きの状態のため、日当りの良いところまで移動させてしばし待つことに。このしっかり乾燥が肝心なのだ。その間ずーっと木陰でのんびり。時間が長く感じられこれはこれで悪くない。ママはそのままウトウト・・・これが1番の至福の時だよね。しっかり昨晩の雷雨の湿気を吹き飛ばし撤収作業終了。予想以上に雰囲気が良くまた訪れたいキャンプ場の1つとなった。ホントはもう1泊したいところだが、残念12時前にチェックアウトし、高山市街とは逆の細き山道を進む。これが予想以上に激しい山道。舗装も崩れかけていたり、砂利道になったり、俗にいう典型的な悪路を進む。いやっかなりの悪路だ。キャンプ場からはたったの15kmあるかどうかだから、普通であれば30分だ。ところが約1時間かけてようやく目的地に到着。目指した場所は秘湯と言われる「濁河温泉」だ。
御嶽山の7合目、標高1,800mの高所にあるまさに秘湯。万座温泉と並び、通年自家用車でたどり着ける日本最高所の温泉だ。とにかく1度訪れてみたいとずーっと思っていた温泉の濁河温泉(ちなみににごりご温泉と呼ぶ)ようやくたどり着いたという感じだ。市営露天風呂が人気のようだが、今回は旅館御岳の立ち寄り風呂を利用だ。日帰り利用は13時からなので少し待っていざっ入館。早速名物ともなっている混浴の渓谷露天風呂へ。切立った渓谷沿いに造られた160段の階段を降りた先にある名物風呂へのアプローチは想像以上。崖をくり抜いたり、せり出したりとちょっとした冒険気分を味わえるレベルだ。
ひと汗かいてたどり着いた混浴露天風呂・・・おぉ〜最高だ。日によって鴬色や茶色にかわるというが、本日はかなり茶色。う〜ん、好みだ。苦労して来ただけにこの野趣ムード満点の岩風呂の雰囲気にひと目惚れだ。でも、風呂の横は切立った渓谷で、谷底には透き通った渓流が流れモヤがかかっていて、眼の前は崖・・・なるほどすごいところにあるのだと痛感させられる。これぞ秘湯だ。もちろん雰囲気だけでなく泉質もいい。ぬめり感ある重い湯だ。底にはその名の通り濁るほど湯の花がたまっておりヌルヌル。あぁ〜流石源泉掛け流しだ。ちなみに混浴ということでママは辞退し大浴場へ。脱衣所は男女別になるが、特に夜間女性が1人入るにはかなり勇気がいるかもね?
折角さっぱりしたのに、当然ながら帰りに待ち構える160段の階段。聞くところによると約50m上がらないといけないらしい。運動不足のパパはもちろん汗だく。おいおい、キツ過ぎるぞ。こうなると当然のように大浴場へお立ち寄り。ここの温泉は源泉を3つ持っており、大浴場の内湯と露天が源泉が各々違い、更に下の渓谷露天は3つ全てとなっているらしい。でも、繰り返すがどれもいい湯だ。なるほどこんな秘湯まで来た甲斐があったというものだ。納得の湯でした。
風呂上がりには宿の開業50周年サービスということで、アイスクリームの無料サービスあり。これは嬉しい!早速好みのアイスを選んで足湯前のデッキで頂きます。足湯に浸りながらのアイスっていいもんだ。これにて濁河温泉を出発。霊峰とも言われる御岳山中腹〜開田高原を経由し、一気に木曽路へ向かう。途中飛騨御岳尚子ボルダーロードの碑の前で休憩。岐阜県出身のQちゃんこと高橋尚子さんにちなんで名付けられたランニングコースだ。本来は碑の後方には乗鞍岳がそびえるのだが残念本日は雲の中、更に御岳山も雲に隠れてちょっと残念。ここからの一般道は長い。約2時間弱かけてようやく木曽路を代表する景勝地の「寝覚めの床」へ。まずはランチタイムだ!ということでレストハウス木曽路へ。
本当は開田高原で名物の蕎麦を食べたかったのだが、お盆ということもあり休みだったり混んでいたりと結局昼抜きで来ちゃったのでみんな腹ペコ。レストハウス木曽路は駐車無料だし、何か買い物しないといけないという縛りもないので、寝覚の床散策拠点には最適だ。まずは寝覚の床を眺められる展望テラスでランチ。菜優ちゃんが木曽路の定番ソウルフードの五平餅。良太兄ちゃんと真優ちゃんがカレーライス。そしてパパママは人気のジビエ料理を頂こうかと期待していたが、何とお盆シーズンは欠品?おいおい、1番の稼ぎ時じゃないの?残念。結局、パパが名物の蕎麦と五平餅がセットになった浦島定食。ママが耳慣れない木曽牛の牛スジ丼に決定。木曽馬は有名だけど、木曽牛って聞かないねぇ〜。まぁ〜味はまぁまぁ。レストハウスじゃあまり期待しちゃいけないよね。
食後は早速寝覚の床散策へ出発。おいおい、先の濁河温泉に続き階段と坂の連続。今日はどんだけ上り下りさせられればいいんだ。膝が笑い始めてきたぁ〜。またも汗だくになって進むと、遠くに見えてきたぞぉ〜。ちなみに皆さん、木曽を代表する景勝地の寝覚の床をご存じだろうか?木曽川の水流によって花崗岩が侵食されてできた自然地形なのだが、上流に設けられた木曽ダムなどにより水位が下がったために、水底で侵食され続けていた花崗岩が水面上にあらわれたものがここ寝覚の床なのだ。画像では、その迫力が伝わらないだろうが、眼の前にすると切りだったこの白い花崗岩の壁は壮観だ。
キッズたちは危ない石の上を上手にピョンピョンと駆上がっていくが、パパのテンポは悪く、あっという間にキッズたちが見えなくなってしまう。やっと手前の下側にある大きな石の上のキッズたちに追いついたと思えば、今度は正面の1番大きな石のてっぺんへキッズ達は移動。またもパパ置いてきぼり。もう追う気力なく。あとはキッズたちにおまかせ。ホント情けないパパだ。しかし、あんな高い石の上でのんびり休憩している真優ちゃん・・・怖くないのぉ〜下から見ているだけでも、背筋がぞーっとなってくる高所恐怖症のパパ。
ちなみにここ寝覚の床には、予想外の浦島太郎伝説がある。「浦島太郎は竜宮城から地上へ帰るが、まわりの風景は変わっており、知人もおらず、旅に出ることにした。旅の途中、木曽川の風景の美しい里にたどり着き、竜宮の美しさを思い出し、乙姫にもらった玉手箱をあけた。玉手箱からは白煙が出て、白髪の翁になってしまう。浦島太郎には、今までの出来事がまるで「夢」であったかのように思われ、目が覚めたかのように思われた。このことから、この里を「寝覚め」、岩が床のようであったことから「床」、すなわち「寝覚の床」と呼ぶようになったという。(Wikipediaより)」へぇ〜こんな山の中で浦島太郎ねぇ〜面白いもんだ。ちなみに浦島太郎伝説は、他にも横浜市神奈川区、京都の丹後半島、香川県三豊市、愛知県武豊町にもあるらしい。帰りの上りもキツイ〜。あぁ〜もう足腰ガクガク。この後中津川ICまで走り中央高速で帰宅。いやぁ〜今日は激しい階段攻めにあった上、濁河温泉〜寝覚め床〜中津川ICまでの一般道約100km、更に中央道で名古屋まで約4時間のロングドライブはしんどかったぁ〜。その分、どちらも1度は立ち寄りたかった場所だけに満足したし、キャンプものんびりできた。雨さえなければ最高だったんだけど・・・まぁ〜仕方ないか。いよいよ、2012年夏休みも後半戦、キッズたちよ思いっきり楽しんでね!次は帰省かねて東北復興を願って福島旅行だ!


くるみ温泉キャンプ場 http://www.indigo.to/kurumi/
オートサイト \3000+大人\500x3人+子供\300x2+温泉入浴料大人\600x3小人¥300x2=\7500/日 サイト 草 
名古屋より東海北陸道〜高山清見道路を経由して高山ICで下りて、一般道を走り約3時間弱。途中大型スーパー等は見当たらないため高山市街で買い出し等を終わらしておく事をすすめる。看板等は途中何もないが、一般道に面しているため見落とす事はないだろう。一般道に隣接しているキャンプ場のため落ち着かないシチューションなのでは?と心配していたが、通行量はえらく少なく全く気にならない。それほど山奥なのだ。但し、キャンプ場までの道は非常に走りやすいので安心だが、その先濁河温泉へ向かう場合は別だ。かなりの悪路と覚悟していった方が良い。温泉宿併設なのでオーナー管理人が常設しているので何かの時には安心だ。キャンプ道具のレンタル等は最低限のものしかないと割り切った方が良い。但し、岩魚を焼くための竹串はじめ宿にあるものに対しては相談すれば柔軟に対応してくれそうだ。又我が家は勢いで注文してしまったが、飛騨牛などのBBQセットなども当日注文できるので有り難い。場内のトイレ棟は非常に綺麗だが和式で水洗でもない。気になる方は宿内のトイレを利用すれば良い。炊事棟もお世辞にも綺麗とは言いがたいが、屋根があるため今回のように雨に降られた時でも安心だ。売りは自慢の岩風呂。茶色の湯は個人的に好みだが思ったよりも狭い。2日間は入り放題かと思いきや、初日だけ。これで600円はちょっと高いような?正直この値段だとチェクアウトまでの金額が妥当だ。とは言えハイシーズン以外はのんびりと入れるだろう。あと湧き水と岩魚もいい。湧き水は天然の冷蔵庫だし、焼酎、珈琲もちろん料理も美味く感じる。岩魚のつかみどりは甘く見ると大変なことになる。ここの天然の小川でのバトルは大変だ。できるだけ浅瀬を選ぶことをすすめる。サイトは、一応赤石で区画されているが、管理人さんの言葉通り非常にラフ。ピーク時以外はかなり自由に使わせてもらえそうだ。各区画は広く、お盆の今回でも閉塞感は全然感じられなかった。大型テント+大型ヘキサが思いっきり設営できるサイズだ。隣を流れる秋神川も夏場のいい遊び場だ。川を眺めながらの珈琲なんて贅沢なものだ。唯一の欠点は意外に料金が高い事と、昼間アブが多い。昆虫大嫌いという方には少々夏場は難があるかも?明るいうちはアブが飛び回るという感じだ。ここを拠点に秘湯や御岳山周りへ向かうも良いし、高山散策の拠点にも良いかもしれないが、個人的にはのんびりキャンプにあうような気がする。静かで個人的には好きなシチュエーションと言える。チェックイン13:00チェックアウト12:00(ピーク時のみで通常はアウトフリーとのこと)。
満足度★★★★

道の駅あさひ村 http://www.gix.or.jp/~z33asahi
下呂市観光情報(濁河温泉) http://www.city.gero.lg.jp/kankou/info.rbz?nd=102&ik=1&pnp=102
旅館御岳 http://www.okuhi.jp/ryokan-ontake/
寝覚の床(上松町観光協会)http://www.town.agematsu.nagano.jp/kankou/view/sansaku/nezamenotoko.html
レストハウス木曽路 http://www.rest-kisoji.com/


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