Enjoy Camp Life80 その3!!

2012年8月 ロックフィールドいとしろ(岐阜県)
(いとしろ大杉、阿弥陀ヶ滝など白山信仰の修験道散策!そして流しそうめん発祥の地へ!)

ずばり、菜優ちゃんのターゲットはオニヤンマだ!流石国内最大のトンボだけにデカ〜い。猛スピードで飛び回るオニヤンマを網で捕まえるのだから大したものだ。どうやって捕まえたのぉ〜?と尋ねると、橋の上で通過してくるオニヤンマを狙い撃ちしていたらしい。虫カゴの中には、オニヤンマx2、紅トンボx5が押しくらまんじゅう状態。ちゃんとキャッチ&リリース!流石オニヤンマ飛び出しも大迫力。すごいスピードでシャッタースピードがついていけず、微かに姿が画像に残っているだけだ。この間にパパは1人せっせと撤収作業。あぁ〜木陰よ、ありがとうと言う感じだ。12時ぴったりにチェックアウト。向かうは山の奥だ。細い山道が延々と続き、菜優真優ちゃん「大丈夫?」っと少々心配になってくるほど。っというのも道は細いし途中激しい崖崩れあり・・・。
山道を約7km。ようやく白山登山道入口に到着。ここから白山山頂の御前峰まで続く修験者たちの道の入口だ。何せ奈良時代から続いていると言われる古道だけに、何となく趣が違う。父娘が向かうのは特別天然記念物の「いとしろ大杉」だ。早速、石畳の階段をスタートだ。ところが、この階段激しすぎる。距離はたったの340mとあったのですぐかと思いきやっ、あまりの急階段にスタート直後すぐに黙り込むパパ。菜優真優ちゃんより、「パパ〜420段あるって書いてあったよぉ〜」とのこと。香川の金比羅さん御本宮までは785段。若い頃軽くクリアしたんだその半分ならば大丈夫だろう・・・ところが、ホントしんどい。
菜優真優ちゃんたちは元気いっぱい駆け上がっていくが、パパは早々に息が上がり度々立ち止まる・・・「パパ大丈夫?早く〜、がんばって〜」と娘たちに応援される情けない醜態をさらすハメに。悪戦苦闘している間に、上の方から「パパあったよぉ〜!」と菜優真優ちゃんの叫び声。おぉ〜画像からは伝わらないかもしれないが、いとしろ大杉デカい!その姿はまさに威厳のひと言。これは苦労して上がってきた甲斐があった。この大杉は「十二抱えの大杉」とも言われているらしく、幹の太さは12人が手をつないでようやく抱えることができるサイズなのだそうだ。幹まわりは何と13メートル。すげぇ〜。
奈良時代より、白山目指す山伏姿の修験者たちをこの地で見送っていたんでしょうねぇ〜。ここから目指す白山は約19km先だとか。遠いねぇ〜まさに修行だ。予想以上の尊厳なその姿にしばし言葉なくただただ3人で眺めるばかり・・・っというのもあの急階段の帰りのことを考えたくなかったということもありますが・・・。ずーっと見ている訳にもいかず、再び急坂に挑む。画像でわかるかなぁ〜この階段のすごさ!もう足腰ガクガク。唯一助かったのは木陰が続いたことくらいだ。フラフラになりながら何とかゴール。疲れたぁ〜。確かに入口に420段って書いてあった。良く見れば良かった。
スタート地点には湧き水が出ていて、思いっきり顔洗って復活〜!いとしろ大杉から今度は来た道を戻り「白山中居神社」へ。ここも杉の大木の間が参道となっており趣がある。中居とは、白山山頂の本社と美濃馬場「長滝寺」の中間を意味しているとのこと。ここ石徹白は、昔白山中居神社に奉仕する人達の村で、幕府直轄地区で年貢も免除され、苗字帯刀も許されていたいわば特別エリアだったようだ。何せ織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の戦国3英傑ばかりか今川義元、遡れば東北の雄・藤原氏までが信仰したというのだからすごい歴史だ。菜優真優ちゃんは、そんな歴史よりも金運招福の玉に興味津々。触りまくりだぁ〜。
石徹白を離れ、ウイングヒルズ白鳥リゾートスキー場前を通り白鳥町方面へ戻る。丁度、峠を下りきったところにある「阿弥陀ヶ滝」へ。日本の滝百選の名瀑だが、おいおい又階段・・・もうパパふらふら。でも、緩やかで5分も歩けば阿弥陀ヶ滝へ到着。おぉ〜落差60m、滝壺に落ちる前に天然のミストとなって周辺はマイナスイオンだらけで爽やか。うわぁ〜リフレッシュ!
菜優真優ちゃんも眼の前に見れて大興奮!右上には祠があり入れるようで、滝を裏から見れるのでは?と思い登ってみると、残念裏見滝とはいかないようだ。それでもより滝が間近に見れて大騒ぎ。いやぁ〜水しぶきがミストになって降り注ぎホント気持ちよい。下からしばしボーッと眺めているだけでも、不思議と癒される。
しかし、こんな美しい滝も、昔は白山信仰の修験の地とされていたんだよねぇ〜。この水量で滝行はやはりキツイよねぇ〜。結構な水圧だ。でも、滝壺というより落ちるところが石になっているので、確かに滝行はえらく絵になりそうなシチュエーションだ。ふんどし1枚悪くないかも?マイナスイオンでさっぱりした後は、階段を下って「阿弥陀ヶ滝荘」へ。
ここ阿弥陀ヶ滝荘にはキラーグルメがある。夏の風物詩の「流しそうめん」だ。自然石でつくった流し台と、湧き水を使って流す自然派の流しそうめんだ。600円で食べ放題とリーズナブルで、スタッフの方がガンガンそうめんを流してくる。もちろん湧き水は冷たいし、そうめんもコシがあってえらく美味い!基本的にはあまりそうめん好きでない菜優真優ちゃんでさえ、美味しいとガツ喰い!いやぁ〜流しそうめん食べたことない方にはわからないだろうが、店や自宅で食べるそうめんと違うんだよねぇ〜。ホント美味い!
九州では竹筒式の流しそうめんを頂いたが、流し役が必要なので自然石の回流式とでも言えばいいのか?こちらの方が気を使わずに食べれるし、何より石と湧き水の組み合わせは繰り返すが冷えて極旨!これは涼しいしなるほど名物になるだけのことはある。そうめんは食べ放題だが、麺つゆのおかわりは有料なので考えながら食べないといけない。
薄まった麺つゆでそうめんを口いっぱい頬張ると、かなり苦しい・・・でも食べ放題だ負ける訳にはいかない。弱まったパパを見て、更に追い打ちをかけるように店の人がそうめんを投入してくる・・・パパの前を悲しげに流れさるそうめんの束・・・あぁ〜残念ながらここでパパもギブアップ。うぅ〜苦しい。もしかしたら、そうめんを腹一杯食べたのって初めてかも?もうしばらくそうめん喰わなくていいやっ。
実は、ここは流しそうめん発祥の地だとか?えぇ〜岐阜が流しそうめんの発祥???確かに調べてみるとネット上でもそう言われていることもあるが、一般的には宮崎県の高千穂峡(1959年創業)ならびに鹿児島県指宿市唐船峡(1962年創業)が発祥地として有名だ。特に九州在住時には流しそうめんは一般的で(むこうではそうめん流しって呼ぶところも多かったかな?)、特に鹿児島では唐船峡に代表されるように流しそうめんの店が多かった。まぁ〜本家や発祥説はそうめんだけでなく色々なモノで全国諸説色々あるのは周知の通りで、だから面白いとも言えるけどね。ここ阿弥陀ヶ滝の入口付近だけでもそれっぽい店が何軒もあるもんね。とりあえず、発祥店の味最高でした。阿弥陀ヶ滝から東海北陸道の白鳥ICまでは車で約15分ほど。渋滞なしで快走し、菜優真優ちゃんたちとの約束通り、関SAでフェアリーテイルのスタンプ押して、これで無事コンプリート!思いっきり2日間遊び&歩いたので車中では、菜優真優ちゃん爆睡。おいおいこんな姿勢で寝れるの?と驚かせる程の寝相・・・。今回のキャンプが夏休みのラストイベント。楽しい夏休みの思い出いっぱいできたかな?だと嬉しいけどね。


ロックフィールドいとしろ http://www.rockfield-itoshiro.com/
オートサイト \3500+大人\200x1人+子供\100x2=\3900/日 サイト 土、砂 
名古屋より東海北陸道の白鳥IC下りて、ややキツイ峠道を超えて約2時間。途中まではウイングヒルズ白鳥リゾートスキー場を目指すと良い。途中大型スーパー等は見当たらないため白鳥町内で買い出し等を終わらしておく事をすすめる。場内は自然が売りのリバーサイドキャンプ場だ。Webでは手ぶらキャンプも勧められているが、キャンプアイテムのレンタルはあっても、食材等の販売は最低限のもののみなので注意が必要だ。管理棟は何時まであいているか確認しなかったが、管理人さんが夜遅く炊事棟前のゴミ収集をされていたので何かあったら相談できるかもしれない。炊事棟とトイレ棟は同じ建家だがまだ新しく非常に綺麗。更に前記もしたが管理も行き届いており気持ちよく利用できる。不便こそがここの売りかと思ったが、非常に施設は綺麗で女性キャンパーでも問題ないだろう。サイトはとにかく広い。大型のアウトフィッターウイングを気持ちよく設営できるサイトはあまりない。広さに関しては十分すぎると言って良い。多くのサイトが樹々に囲まれていて木陰が有り難い。但し、サイトの地面が固いのと砂利まじりなのでプラペグでは歯が立たないので注意が必要だ。石徹白川は綺麗だし、浅いので楽しく遊べる。夏は水着が必須だ。無料のレンタルサイクルもキッズたちには人気のようだ。シャワーは古いが車で10〜15分に満天の湯があるので安心だ。但し、途中結構なくねくね道があるので夜は注意が必要だ。管理棟で割引券もらうと800円のところが650円となる。但し、人気なのは個室露天風呂だ。2500円/50分と少々お高いのがネック。但し、アルペンカードを提出すると500円割引きになるので有りだ。ちょっと地味だが、石徹白地区や阿弥陀ヶ滝散策などの拠点にも良いかも?名古屋からのアクセスも良いし、個人的にはこういった綺麗すぎない雰囲気のキャンプ場は好きだ。直火も可能だしプチワイルドキャンプを楽しむにはお勧めだ。チェックイン13:00チェックアウト12:00。
満足度★★★★

奥美濃カレー http://www.okuminocurry.com/
食の家 じぇいあん http://www.okuminocurry.com/category/2007/01/post.html
満天の湯 http://winghills.net/bath/
いとしろ大杉 http://www.gujokankou.com/spot/index-1.html
阿弥陀ヶ滝 http://www.gujokankou.com/spot/index-2.html
阿弥陀ヶ滝荘 http://www.gujokankou.com/spot/index-634.html
みんなの白山(美濃禅定道) http://haku-san.com/mod/history/index.php?content_id=18


[NEXT CAMP]

[BACK]

[TOP] [CAMP TOP]

 


My Famiry site
「ぼくんち」へ

inserted by FC2 system